2015世界に羽ばたいた中部大生
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21こうざいはな青年海外協力隊員(JOCV)香西はな中部大学応用生物学部食品栄養科学科講師活動した国と期間:ザンビア共和国首都ルサカ市2010年9月~2012年9月職種:栄養士所属先:WFP(国連世界食糧計画)National Food and Nutrition Commission of Zambia活動中の思い出:活動を通して挨拶と会話の大切さを感じました。朝は同僚一人ひとりとしっかり挨拶。そして午後一人ひとりとまた挨拶。仕事は進みませんが、これが文化、ザンビアンスタイル。ミニバスの車内では現地語で話すと「この東洋人は現地語を話すぞ!」とバスの中が一体感に包まれ、みんなが笑顔に。どこへ行くにも何をするにもまず挨拶、そして会話。時に面倒くさいこともありましたが、人と関わる大切さを教えてもらいました。在学生へのエール:学生のみなさん、自分が想像しているよりも多くの可能性を持っています。ぜひ好奇心を持っていろいろなことにチャレンジしてください。少し遠回りするくらいの人生のほうが面白いですし、一歩踏み出すことで多くの人との出会いがあり、それを機に人生が変わります!食べるとき笑顔になるのは万国共通。村での調理実習米の普及を目的に、現地で普段食べている野菜や豆を入れて炊き込みごはんを調理実習しました。火(薪)や水の準備も必要で日本との違いを実感。学校給食ザンビアの主食:シマミニバス白いとうもろこしの粉に水を加え加熱し練り上げたもの。塩で味付けした野菜炒めや、肉、魚、豆などと一緒に手で食べる。このミニバスで毎日片道1.5時間かけて配属先に通いました。日本の中古車が使われています。いいおようこ青年海外協力隊員(JOCV)飯尾洋子中部大学生命健康科学部スポーツ保健医療学科講師活動した国と期間:モルディブ共和国マーレ/フォームラク島1993年4月~1995年7月職種:体育所属先:教育省活動中の思い出:1年目は首都マーレで、2年目は地方のフォームラク島で、当時導入されたばかりだった小・中学校の体育授業の普及が任務でした。模擬授業をしたり、現地の先生方の授業サポートをしたり、スポーツ大会の企画運営を手伝ったり。イスラム教国ということもあり、特に女性はそれまで運動習慣がありませんでしたが、健康づくりのために国を挙げて女性のスポーツ参加が奨励されていました。所属していた教育省でも女子バレーボールチームが結成され、当然私は強制参加、ほとんどの選手はボールに触れるのも初めて…という状態から数か月後には試合をこなせるまでに上達し、共に勝利の喜びを分かち合った経験は格別でした。スポーツの喜びは国境や人種や紛争を飛び越えることができる・・・そんな思いを実感することができ、その後、スポーツ選手をサポートするアスレティック・トレーナーの道へ進んだのもモルディブでの経験が原点になっています。在学生へのエール:できない理由・やらない理由を探さないで、興味あることに飛び込んで様々なことを経験してみてください。職場対抗バレーボール大会の表彰式。女性のスポーツ参加が始まったばかりで、私も教育省チームのメンバーとして出場し、大会2連覇を果たしました。フォームラク島の小学校で体育の模擬授業を実施中。体操服はないので、皆思い思いの格好です。フォームラク島の中学校で陸上大会を実施。トラックのラインはビーチの砂で描きます。1周5㎞の島、首都・マーレを空から。モルディブはこんな小さい島およそ1200からなる国です。

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