2015世界に羽ばたいた中部大生
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14おおたひろかず青年海外協力隊員(JOCV)太田広和さん中部大学工学部電気工学科2000年3月卒業活動した国と期間:カンボジア王国コンポンチャム2007年6月~2009年6月職種:コンピューター技術所属先:コンポンチャム農業学校活動中の想い出:私の派遣先は地方都市の農業学校。そこでの私の任務はIT教師のスキル向上と授業の支援でした。日本ではSE・プログラマをしていたのでその経験が活かせればと思っていましたが、農業を専門とする学校ではそういった知識はあまり役に立たず、赴任当初は落ち込みました。同僚に何が一番学びたいのかと聞いてみると、動画編集・グラフィックソフトなどの使い方を教えて欲しいということでした。私自身、そのような知識や経験がなかった為、現地で一緒になって勉強しましたが、目立った成果を上げられませんでした。意外にも喜ばれたのは、PCウィルスについての知識や予防・駆除方法などについて教えたことでした。在学生へのエール:同じ大学出身として、皆さんを陰ながら応援しています。コンピューターの授業風景文具や本などを購入した文房具屋の家族と(左端が私)同僚、その家族と近所の人とおしゃべりまつもとかずみ青年海外協力隊員(JOCV)松本(旧姓大野)和美さん中部大学国際関係学部国際関係学科2007年3月卒業活動した国と期間:マラウイ共和国ナミテテ市2010年3月~2012年7月職種:PCインストラクター所属先:ナミテテ職業訓練校活動中の想い出:PCの基礎のキソを教えていました。「マウスを動かして」と言えばマウスを持ち上げ、「クリックして」と言えばいちいち「一回?二回?」「右?左?」と聞かれ、指導の苦労もおもしろさも学びました。やる気を出して活動をするも一人でからまわり、むなしくなって諦めかけることは何度もありました。でも、そんな時には必ず「何か手伝おうか?」と声をかけてくれる人がいました。頑張りは、誰も見ていないようで、必ず誰かが見ています。在学生へのエール:協力隊時代はマラウイの人々だけでなく、様々な年代・出身地・職業の日本人とたくさん話をしました。そして、「大人になってからも夢は描くことができる」と知りました。大学の就職活動が人生の全てではありません。学生にとってはPCが使える貴重な時間よく一緒に遊んだ近所の子どもたち学生が作ったステッカーをイベントで販売(中央で黄色いカーディガンを着ているのが私)

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