2015世界に羽ばたいた中部大生
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13ひろたももよ青年海外協力隊員(JOCV)広田(旧姓尾崎)桃代さん中部大学国際関係学部国際文化学科1998年3月卒業活動した国と期間:タンザニア連合共和国ダルエスサラ-ム市2007年9月~2009年9月職種:エイズ対策所属先:WAMATA(NGO エイズと闘う人々)活動中の想い出:2009年6月、ダルエスサラーム市内で携帯電話会社主催のハーフマラソン大会が開催され、この大会と連動させて、同僚隊員とチャリティ企画を立案しました。この企画は、日本人がタンザニアのイベントに参加することで現地の人たちとの交流を深め、同時に寄付を募って現地社会に還元することを目的としたものでした。企画名は「ちゃんがもと・ちゃりてぃ・まらそん」。「ちゃんがもと」はスワヒリ語で「挑戦」を意味し、未知のことにチャレンジ゙する気持ちや、新たな社会貢献の方法を考えるきっかけとしたい、そしてタンザニア人にもこの気持ちを伝えたいという思いを込めました。この趣旨に賛同した人にハーフマラソン大会に参加してもらい、その完走人数や走った距離の合計に応じて寄付額を決める方式で実施し、タンザニア人11人、日本人30人が完走しました。集まった寄付金は、私と隊員の各活動先で活用できるように、エイズ゙遺児のための職業訓練校の運営費や小学校の机の購入費の資金としました。活動先の同僚のタンザニア人も参加してくれましたので、彼らと「ちゃんがもと」の気持ちを共有できたこと。多くの人々の理解や協力に感謝し、人とのつながりの大切さを深く感じました。在学生へのエール:私自身、大学卒業後に一般企業に就職しましたが、その後退職し、看護学校に入学し、大学病院で看護師として働きました。その後、青年海外協力隊でタンザニアに派遣されました。人生はいつから何を始めても遅いということはないし、いろんなことに意味があると思います。大学生活という有意義な時間を大切にしながら、いろんなことに「ちゃんがもと」していってください!中学校でエイズ検査を実施チャリティ・マラソン大会に参加した協力隊員たちと、タンザニア人の同僚たちWAMATAの職業訓練校の生徒たち孤児院で中部大学通信『ウプト』168号2008年11月

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