2015世界に羽ばたいた中部大生
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12はたやまゆかり青年海外協力隊員(JOCV)畑山ゆかりさん中部大学国際関係学部国際関係学科1998年3月卒業活動した国と期間:グアテマラ共和国チキムラ県チキムラ市2003年4月~2005年10月職種:感染症対策所属先:チキムラ県保健管区事務所媒介虫対策部活動中の思い出:笑ったり、怒ったり、泣いたり、落ち込んだりと喜怒哀「落」に満ちた2年半でした。活動がうまくいかず焦るあまりに、同僚と大ゲンカをしてしまった最低迷期に、山間部の住民を訪問し、風土病であるシャーガス病に対する意識調査をしていました。訪問先でお婆さんに「どこから来たの?」と尋ねられ、同僚が日本という遠い国から来たボランティアだと説明すると、お婆さんは「家族と離れて寂しいのに、ありがとう」と言って泣き出してしまいました。私も涙が溢れてきて、ひとしきり一緒に泣いた後、お婆さんにお昼ご飯をご馳走になりました。在学生へのエール:「大学時代が最後に友達をつくれる時だ」と指導教官から言われましたが、今思うと本当にその通りでした。大きな進路選択の時期を一緒に悩みながら過ごした友達は、JICAボランティアへの参加、その後の海外での仕事も理解し支えてくれています。現在JICA中部に勤務しています。青年海外協力隊のこと、また国際協力のことなど、気軽に声をかけてくださいね。中部大学でいい友達をたくさん得てください。村の家を訪問して壁に住む媒介虫を探す同僚は男性ばかりでお互い苦労しました土壁のひび割れは媒介虫の絶好の住家(任地の村でずっと支え続けてくれたヘレミアスさん中部大学通信『ウプト』157号2006年2月

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