日本語日本文化学科パンフレット
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日本語日本文化学科の学生が中心となって制作される機関誌 「J-style」は、学生の有志によって発行される学科の機関誌です。はじまりは、二〇〇五年に数名の学生が小説の発表の場を教員に相談したことがきっかけでした。教員との話し合いで、それならば学生自身が雑誌を作ってみてはどうかということになり、学科が用意したパソコンとDTPソフトで九名の学生が雑誌づくりにチャレンジしました。未経験者ばかりで始めましたが、二〇〇六年三月に試作の準備号が完成。翌年に創刊号を発行して以来、小説を執筆する学生や編集作業に関心のある学生などが集まるようになり、年一回、雑誌を発行しています。 内容は、主に特集記事と小説で構成されており、取材、執筆、表紙のデザインや印刷所との交渉など、雑誌制作に関わる作業をすべて学生が手がけています。部活動やサークルとは違い、学生の自主的な活動なので、特に厳しいルールはなく、記事や小説の題材は、メンバーが各自で決めているため、自由な創作活動ができます。ゼミの紹介や学校行事に関するオフィシャルな特集から、いくつかの美術館に出向き、その特色を比較、分析した特集、趣味が高じて太極拳の講習会に参加し、中国武術の達人を取材した記事など、自由な内容になっています。 メンバーは、毎年十数名ですが、人数制限がないので、年度によっては、二十名を超えることもあります。年内発行を目指しているので、夏休み中に原稿を準備し、本格的な編集作業はそれ以降になりますが、編集会議は四月から何度か行い、新入生に文章の書き方、取材の仕方、編集作業の手順などを指導しています。発行部数は約七〇〇。学科の学生に配布するほか、学生の自主的活動を紹介するために、オープンキャンパスなどで訪れる来校者にも差し上げています。J-style14

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