GLOCAL Vol.11
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2017 Vol.112017 Vol.112017 Vol.112017 Vol.1111 2017年6月3日、中部大学名古屋キャンパスで、人文学部歴史地理学科と国際人間学研究科の共催によるシンポジウム「庭園を読み解く」が開催された。日本には、近世、諸国の大名が庭園を築き、単に観賞用だけでなく、政治的目的で利用したという歴史がある。ヨーロッパでも各地の君主が庭園を所有し、権威を対外的に示す空間として利用した。名古屋キャンパスに隣接する鶴舞公園も日本を代表する公園としてよく知られており、午後のシンポジウムに先立ち、公園内を見て回るガイドツアーも行われた。多数の庭園愛好家をまえに、歴史学や地理学の立場から、古今東西、庭園がつくられてきた背景と庭園が表象するものの意義について興味深い議論が行われた。庭園の歴史を探り、政治的、象徴的意義を読み解くシンポジウムを開催

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