GLOCAL Vol.4
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6●中部大学の国際人間学研究科は、ほんとうによいところです。先生方が親切に指導して下さいます。また、図書館がすばらしく、院生室などの施設・設備も充実しています。 今、メーワルト先生(社会学)のご指導をうけて研究していますが、学部のゼミにも参加させてもらっています。この夏には、ゼミの日本人学生が2人、ベトナムに来て、私の実家に泊まったんですよ。 私の研究テーマは、「在日ベトナム人妻と日本人夫の国際結婚」、というものです。聞き取り調査をしています。このテーマは、ベトナムにも先行研究がほとんどなくて、苦労もありますが、研究が楽しくてしかたありません。毎日のように大学に来ています。 とても気に入っている講義として、オムニバス講義(「研究方法論」「臨地研究論」等)があります。こういうタイプの講義は、私が行っていたベトナムの大学にはありませんでした。先生方が順番に担当されますが、それぞれのよいところをもらえます。 日本語には苦労しますが、先生とお話することが勉強になります。それに、大学の日本語教育センターで、「日本語論文の書き方」という講義をとっているのですが、これが日本語の上達にとても役に立ちます。 ここの大学院を勧めて下さったのは、ベトナムの大学での恩師です。実はその先生は、中部大学国際関係学研究科(当時)の卒業生なんです(グエン・ティ・フォン・チャー先生、フエ外国語大学・日本語言語文化学科・学科長)。それと、大学の先輩であるグエン・ティ・トゥ・スーンさんも、やはりここの卒業生で、中部大学への進学を薦めて下さいました。ベトナムの後輩たちからは、どうしたら中部大学に行けるのか、と聞かれるんですよ(笑)。中井 法子国際関係学専攻 博士前期課程2年●そうなんです。中部大学の学部と大学院を通じて、一番よかったと思えるのは、やはりこの留学経験ですね。 中部大学の国際関係学部に入学して、すぐに中国に魅力を感じるようになり、1年生の夏に、短期研修で外交学院(北京)に行きました。外交学院は、中部大学の提携校です。そして、3年生のときに、やはり中部大学の提携校である、ハルピン理工大学に、1学期間留学したんです。 大学院に進んでからは、修士課程の1年目を終えた後、また外交学院に1年間留学しました。 私は、中国における日本料理について研究しているのですが、北京を拠点にして、現地の日本料理店でインタビュー調査をすることができました。外交学院の先生方にご指導をいただくとともに、学部生や院生の友人たちにも、ほんとうにいろいろとたすけてもらいました。 そして、修士課程2年生の夏の終わりに、もう一回、外交学院に行きました。今度は、中部大学で新設されたばかりの、「大学院生海外研究指導委託支援」という制度を利用しました。中部大学から渡航費などの支援をいただいて、外国の大学で研究指導をしてもらえる、という夢のような制度です。私が初めての利用者だったそうです。 結局、中部大学に入ってから、学部時代とあわせると4回も留学しています。それも、すべて中部大学の 提携校です。私ほど、中部大学で留学制度をフルに活用した人はいないかもしれない(笑)。 修士論文も、学部時代の卒論テーマの延長線上で書いています。学部ではやりきれなかったことを、大学院に進んで追求している、という感じでしょうか。チャン・マイ・トゥイ国際関係学専攻 博士前期課程1年国際関係学専攻での学びと教育大学院生と教員へのインタビュー大学院生に聞く○中井さんは、中部大学の学部(国際関係学部)と大学院(国際人間学研究科)で、4回も留学されているそうですね。○チャン・マイ・トゥイさんは、ベトナムの大学をご卒業後、今年の春にこちらに入学されましたが、中部大学はいかがですか?北京にて 外交学院の先生・クラスメートと中部大学の入学式

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