2018年度秋学期開講科目
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科目名環境動物学科目名(英訳)Environmental Zoology科目ナンバーFS266A01詳細情報担当者(非)は非常勤講師上野 薫長谷川浩一単位数2開講学年2年開講セメスター秋期毎週対象学科 選択・必修必修:選択:FS他学科受講履修順序・履修情報類似科目情報あり担当者及び時間割カリキュラムの中での位置付け学部教育科目の「学科専門科目」に属する科目である。環境中での動物が置かれている現状の理解や、基本的な動物生態学的観点およびヒトが地球でこれらと共存し持続的に生態系サービスを享受するために必要な保全生態学的観点からの知識の習得を目的とする。動物の基本的な分類や種分化、増殖や分布、他の生物との競合、ハビタットの概念などを学び、様々な景観や、陸域や水域、海域における動物の生態系サービスにおける重要な役割や劣化しつつある環境とのそれらとの関係についても理解する。身につく基礎力傾聴・受信力 クリティカル思考力授業の主旨(概要)ヒトが健全な物質循環に基づく持続的な生態系サービスを享受するために必要な,動物学的基礎知識を学ぶ.具体的達成目標高山環境から低地環境までの主要な景観における野生生物の保全やヒトと直接関わりのある問題,キーとなる生物の分布や生理生態,繁殖戦略,種間関係,ハビタット,地理的条件との関係を説明できるようになる.また,これらに関する基本的用語について正しく理解し,環境変動や環境撹乱による動物の影響や共生について自ら考えことができることを目標とする.1【内容】高山環境の動物生態と保全における課題【授業外学習】高山帯の気候的特徴、生態的な特徴について調べ、整理する2【内容】動物の分布と地学:氷期・間氷期,陸地の移動,遺存種【授業外学習】最終氷期、縄文海進、その後の日本における気候の特性、ニホンライチョウの生態について調べ、整理する3【内容】気候と動物:アレンの法則,ベルクマンの法則【授業外学習】アレンの法則、ベルクマンの法則に従っている動物の事象例を調べ、整理する4【内容】絶滅しやすい種の特性:動物の繁殖,個体数と密度,環境収容力,生存曲線,行動圏【授業外学習】3つの生存曲線について、K戦略、r戦略の言葉を含めて事例を含めて説明できるように調べ、整理する5【内容】侵入と絶滅:外来種,在来種,固有種,ニッチ,絶滅危惧ランク【授業外学習】愛知県・岐阜県・三重県の絶滅危惧種について調べ、整理する6【内容】ヒトと野生動物:獣害、野生生物の個体数管理【授業外学習】シカ、ツキノワグマの獣害発生の要因について調べ、個体数管理の問題について整理する7【内容】干潟の動物:汽水域、ベントス、食物網、ラムサール条約、湿地生態系【授業外学習】生態学上の藤前干潟の機能や重要性について調べ、整理する37 環境動物学-80 -

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