2018年度秋学期開講科目
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科目名災害看護論科目名(英訳)Disaster Nursing科目ナンバー詳細情報前半担当者(非)は非常勤講師牧野 典子杉井 俊夫江尻 晴美荒川 尚子単位数1開講学年4年開講セメスター秋期前半対象学科 選択・必修必修:LK選択:他学科受講履修順序・履修情報担当者及び時間割カリキュラムの中での位置付け本科目は学科専門科目の中の「看護発展領域」の一科目であり、既習の看護学の学びを統合しながら演習し、災害直後から支援できるような自らの備えと要援護者に対する援助の方法について学ぶ科目である。【本科目は保健師国家試験受験資格を得るための必修科目である】身につく基礎力授業の主旨(概要)中部地区の過去の災害や、東南海地震の被害想定から、被害者の健康破綻の特徴、災害が人や生活、地域社会に及ぼす影響などを理解し、災害直後の急性期から慢性期、回復期、静穏期の災害サイクルに沿った支援の方法について学ぶ。具体的には看護職やボランティアによる災害看護活動や支援活動の実際をテキストやDVDを通して学び、トリアージ、心のケア、避難所における災害時要配慮者への対応方法を身につける。また、以上の学びを通して、健康危機管理及びその対策に関わる看護職の役割や責任、多職種との協働について考える。具体的達成目標1.中部・東海地方に発生する可能性が高い地盤災害(斜面崩壊から液状化、豪雨、地震など)の発生機序や危険性について理解できる。2.災害サイクルに沿った災害医療及び看護の特徴について説明できる。3.トリアージの目的、方法、課題について説明できる。4.被災者および救援者のストレスと心のケアについて理解できる。5.災害時要配慮者及び避難行動要支援者についての学習を通して理解を深め、避難所における要配慮者への支援方法を考えることができる。6.災害時における自分と家族、地域の安全について考え、対策を取ることができる。授業計画1【内容】災害看護概論(災害サイクルと災害医療、救急看護との違いと共通点)【授業外学習】事前:テキストp.29、p.57~60を読み、災害サイクルのフェーズ0からフェーズ3の特徴についてまとめる。事後:シャトルシートに講義を通して新たに学んだことをまとめる。2【内容】地盤災害を知る学ぶ備える-斜面崩壊から液状化など、豪雨や地震によってもたらされる自然災害の知識と自分たちの身を守る方法を考える【授業外学習】事前:地震や台風・豪雨などに対して、自分たちで既に対策・対応済みのこと、しようと考えていることをチェックしておくこと事後:シャトルシートに講義を通して新たに学んだことをまとめる。3【内容】災害急性期の看護(CSCATTT、トリアージの目的・方法・課題など)【授業外学習】事前:テキストp.28~29のコラムを読んで、筆者の思い、トリアージの課題と意味について考える。事後:シャトルシートに講義を通して新たに学んだことをまとめる。4【内容】災害時の医療・看護(医療機関における支援活動、避難所における支援活動)【授業外学習】事前:自分が住んでいる地域の避難所、福祉避難所、救護所、災害拠点病院について調べる。事後:シャトルシートに講義を通して新たに学んだことをまとめる。【内容】被災地避難所における災害時要配慮者の実態と支援活動(視覚障害者の実態と支援方法)30 災害看護論-66 -

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