2018年度秋学期開講科目
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科目名グローバル環境論科目名(英訳)Science of Global Environment科目ナンバーAA216B03詳細情報担当者(非)は非常勤講師山下 靖幸単位数2開講学年2年開講セメスター秋期毎週対象学科 選択・必修必修:選択:EM EC EA EK EP ER EL EU BS NA HJ HF HI HW HH FR FS FT FT LB LK LP LS LC LE PY他学科受講履修順序・履修情報人数制限あり担当者及び時間割カリキュラムの中での位置付け全学共通教育科目の特別課題教育科目に属する科目である。受講者の学部や専門分野にかかわりなく,その時々の社会背景などに対応する複合的課題について,中部大学で行われている研究の特色を活かした授業内容を学ぶ。これによって,専門職業人/有識社会人として社会の諸問題について考えるためのより高度な教養を身につける。この科目では特に,地球人として考えねばならない環境問題の基礎学力を養う。環境の科学とは人間が自然に関わることにより,現在起こっている事象を将来に向けて議論するものであり,物理学や生物学,地球科学,地理学,社会科学など,あらゆる学問分野を統合して議論される。なお,履修にあたっては所属する学部学科の教育目的との関連についても確認することが望ましい。身につく基礎力傾聴・受信力 クリティカル思考力授業の主旨(概要)我々の目の前には地球温暖化やエネルギー枯渇など、人類にとって大きな問題が立ちはだかっている。人類はこの地球上で食物連鎖の頂点に位置しており、人類だけが生きながらえようとしても無理である。全生物が活動する生態系、すなわち地球全体の環境を守ることが重要である。グローバル環境論では環境問題を宇宙、地球、生命の歴史の中で考察し、我々は何をしなければならないのか、全地球的な立場で考える。具体的達成目標環境問題を全地球的立場で長期的な視点立って考える基礎力を養う。また、色々な分野の知識を総合して環境問題を考える力を養う。1【内容】地球の環境問題に関する以下の内容について講義を行い、その理解を確認するために毎回小レポートの作成を行う。授業の進み方は「小レポート」に書かれた質問等への解説の量や内容によって多少変わる場合がある。【第1週】地球の誕生:宇宙の始まり、地球環境の変遷【授業外学習】宇宙の始まりから地球誕生までの道のりについて、時間の流れと共に確認しておく。2【内容】【第2週】水の起源:海の形成【授業外学習】地球に存在する水と海洋に関して、具体的な起源とその根拠について確認しておく。3【内容】【第3週】大気の形成と進化1:二酸化炭素の減少【授業外学習】大気中の二酸化炭素が時代と共に減少していった具体的な理由について確認しておく。4【内容】【第4週】生命の誕生による地球環境の変化:地表を守るバリヤー【授業外学習】地球表層に住む生物を守っているバリヤーについて、具体的な例を挙げて説明できるようにしておく。5【内容】【第5週】大気の形成と進化2:酸素の増加【授業外学習】大気中の酸素が時代と共に増加していった具体的な理由について確認しておく。6【内容】【第6週】気候変動:同位体温度計、全球凍結、氷河期とミランコビッチサイクル【授業外学習】過去の気温を推定する方法について、その理屈も含めて具体的に確認しておく。また、過去にどれくらいの頻度で氷河期が訪れたのかも具体的な時期と共に確認しておく。25 グローバル環境論 (山下)-54 -

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