2018年度秋学期開講科目
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科目名コンピュータ支援工学A科目名(英訳)Computer Aided Engineering A科目ナンバーEX255C01詳細情報担当者(非)は非常勤講師石鍋 雅夫単位数1開講学年2年開講セメスター秋期毎週対象学科 選択・必修必修:選択:EM EC EA EK EP ER EL EU他学科受講履修順序・履修情報人数制限あり担当者及び時間割カリキュラムの中での位置付け工学部共通教育科目の複合領域科目であり、「デザイン能力」、「総合的視野」を身に付ける科目と位置付けられる。実習による3次元CADを体験し、工学と理学の関係を理解するためのもので、図学履修者には特に実践体験となる。身につく基礎力課題設定力 ICT活用力授業の主旨(概要)1.3次元CADの基本技術の習得3次元CAD (Computer Aided Design)は、製品形状をコンピュータにより立体的に表現する製図の作成システムである。現在、基本的な設計ツールとして既に定着している。様々な3次元CADが世の中では利用されているが、それらは短期間で製品を開発・改良するための支援機能を備えて、設計者がより楽に設計できるようになっている。このように高度に機能化した3次元CAD技術者のニーズは拡大している。この講義では、この3次元CADによる図形処理の基本技術の習得を基本としている。日頃馴染みのある商品や玩具などの作成練習でその機能を学習することにより、その作業の面白さを理解することを主旨としている。製造業などでは、作成したCADデータを用いて、製品に要求されている機械的性能を、同じコンピュータ画面上で評価する予備検討も実施される。これは、CAE(Computer Aided Engineering)と呼ばれており、CADとCAEを併用することにより、短期間の設計変更が通常業務として行われている。このCAD/CAEが一貫して操作できる3次元CADの「SOLIDWORKS」のCAD機能を体験的に学習するのが、本講義の内容である。各自1台の端末が提供され、各自でそれぞれの端末を操作しながら、基本操作の一つひとつをゆったりと学習する授業を展開する。 この授業を通じて、3次元CADが非常に簡易な内容であること、教科書に掲載されている製品(ハンドル他、日頃目に触れる製品)を、自らCADを操作して作成できること、各自の希望する簡単な設計案をCADで自ら図面化する喜びを体験的に学んで頂く。2.創造力を養う習得した技術を利用して、自ら創作したい形、キャラクターなどを創作するが、そのために考えることを通じて、創造力を養う。3.CADに関係した基礎数学の理解楽しく操作した図形回転などの操作は、数学処理によって行われており、数学の大切さ、その意味を体験的に理解し、数学的基礎能力を育てる。具体的達成目標自由課題をチームで実践し最終レポートにまとめる。楽しく学ぶを実践する。(1)製造技術としての3次元CADの位置づけ、役割を理解する。また、それが非常に簡易な内容であることを学ぶ(2)「SOLIDWORKS」を利用してCADの基本操作ができるようになる。(3)「SOLIDWORKS」を利用して教科書に掲載されている製品(ハンドル他)の作図ができるようになる。(4)基礎知識との関連を理解できるようになる。(5)「SOLIDWORKS」を利用して自ら考えた製品(日頃目に触れる製品、生活用品)の3次元CAD化ができるようになる。(6)希望する作品の創作、その報告書作成、発表により創作力を養い、同時に学習の基本をマスターする。以上、一連の作業をマスターすることが授業の達成目標である。13 コンピュータ支援工学A-32 -

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