2018年度秋学期開講科目
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科目名民俗学科目名(英訳)Folklore科目ナンバーNA335A02詳細情報担当者(非)は非常勤講師黄 強単位数2開講学年3年開講セメスター秋期毎週対象学科 選択・必修必修:選択:NA他学科受講履修順序・履修情報担当者及び時間割カリキュラムの中での位置付け学科専門科目の「世界と日本研究科目」として配置されている。身につく基礎力傾聴・受信力 クリティカル思考力授業の主旨(概要)民俗学(フォークロア)は「民俗」を研究対象とする学問である。「民俗」は地域社会住民の中で日常的に繰り返して行われる生活文化そのものである。「民俗」を分類すると、「空間の民俗」(家や家族生活、ムラ、生産の場)、「時間の民俗」(年中行事や農耕儀礼、通過儀礼)、「心意の民俗」(禁忌や祈願、氏神、氏子、憑きもの、シャーマニズム)の三つに分類できる。また、グローバル化の時代で地域の「民俗」(生活文化)には様々な変化が起こるが、超世代的に継承されるものもあり、すなわち民俗の「持続性」が見られる。担当教員は現地調査で得た民俗資料や写真などの視覚的教材を多用し、民俗学の基礎知識、「空間の民俗」「時間の民俗」「心意の民俗」の具体的内容、および激変する現代社会での民俗の「変化」と「持続」などを詳しく紹介しながら、民俗学の研究視点や研究法などを解説する。具体的達成目標本授業では「グローバル化の時代に必要な民俗理解」をテーマとして、民俗学に関する基礎的な知識を習得し、とくに人々の生活文化に示される慣習や制度、儀礼、意識、観念などを深く理解することを目標とする。民俗学の研究方法や視点を学びながら、グローバル時代の人材の思考力・分析力を養う。1【内容】第1週:民俗学についての概論民俗とは、民俗学の研究視点と基本立場、民俗学の研究史など【授業外学習】授業内容要点のp1と参考資料をよく読み、・民俗学について調べておく。授業で学んだ民俗学の概念に基づいて「民俗」の事例をあげて説明文章を作成する。2【内容】第2週:空間の民俗(1)自然環境と人間の生活文化:様々な自然環境と生産空間(採集狩猟、農業、牧畜業など)【授業外学習】授業内容要点の2p~3pをよく読み、自然環境と人間生活文化について調べておく。授業で学んだ人間と自然の共存についての基本的な考えに基づいて「生産空間」の事例をあげて説明文章を作成する。3【内容】第3週:空間の民俗(2)自然環境での人々の暮らし:イエ(家)、ムラ(村、集落)、マチ(町)、近代都市【授業外学習】授業内容要点の4p~5pをよく読み、自然環境での人々の暮らしについて調べておく。授業で学んだ自然と人間共存の基本的な立場に基づいて人々の暮らしの事例をあげて説明文章を作成する。4【内容】第4週:空間の民俗(3)自然環境に関する人間の生活知恵:風水、天人合一など【授業外学習】授業内容要点の6p~7pをよく読み、人間の生活知恵について調べておく。授業で学んだ概念と知識に基づいて「人間の生活知恵」の事例をあげて説明文章を作成する。5【内容】第5週:空間の民俗(4)人々の家族生活、組織、制度:家族、親族、宗族、同家、分家106 民俗学-224 -

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