2018年度秋学期開講科目
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科目名アフリカから学ぶ科目名(英訳)Understanding Africa科目ナンバーNA227A05詳細情報担当者(非)は非常勤講師和崎 春日単位数2開講学年2年開講セメスター秋期毎週対象学科 選択・必修必修:選択:NA他学科受講履修順序・履修情報担当者及び時間割カリキュラムの中での位置付け学科基礎科目の「地域研究科目」として配置されている。身につく基礎力傾聴・受信力 クリティカル思考力授業の主旨(概要)アフリカの基本的な自然・生態から、言語・文化、社会・歴史など、アフリカ理解のための基本知識の習得をもめざして、アフリカ社会を学ぶ。その際、具体的な「ーーー民族」といった個別事例を代表例として学ぶ。アフリカと共通する発展途上社会や「未開」社会や地球の「南側」世界の文化のなかにある科学をすくい上げる。可能なかぎり「アフリカ」社会の民衆の生活感覚に「寄り添って」学ぶ。そのために、地球の「北側」に馴染みある消費文化ではなく、金銭経済も発達せずに私達が慣れてれておらず、どこか「見下ろ」しているアフリカ伝統様式の家畜や森とともにある生活など、アフリカにもともとある生業や伝統的な生活様式を学んでいく。アフリカの伝統的な倫理観や宗教から、日本社会の問題解決に役立ちうる工夫・価値・慣行をとりあげる。そこにある「地球を生きる」工夫の凝集を学んでいく。また、私たちが慣れないアフリカの「異なる価値観」について学ぶ。欧米中心社会や物質文明が行き詰っていることを、素朴なアフリカ民衆の伝統文化の理解から学ぶく。具体的達成目標アフリカの細かい民族のテーマ学習から、世界の文化が平等であることを理解するのが目標である。アフリカの小さな民族文化の学びを行い、「西洋」中心のものの見方が、ある部分、不正義となってしまうことがあることを、最終的には理解することが目標である。そこから、日米欧など「北側」社会(developed societies)のアフリカjはじめ「南側」社会(developing societies)へのかかわり方をを問題にする。そして南北関係のなかでの「開発」のあり方などを問うことになるだろう。細かなアフリカ伝統社会への、「真の」「寄り添った」理解が目標である。基本的にアフリカ民衆の日常的で地道な伝統文化を学ぶ。1【内容】1.アフリカ文化に代表される発展途上社会や他文化を学ぶ必要はなにか―アフリカ伝統文化を学ぶ意義【授業外学習】アフリカを偏見で見たのではないか、と反省し復習する2【内容】2.アフリカ伝統民衆の人・自然とのつきあい方【授業外学習】森に日米欧が進出して環境破壊が起きていることを調べてみよう3【内容】3.アフリカ伝統生業民がもつ「自然を食って生きる姿」【授業外学習】参考にできる経済制度・互酬制を整理しておこう4【内容】4..アフリカの祖先崇拝と自然崇拝の伝統【授業外学習】日本宗教との類似や一神教との相違を学んでおこう。5【内容】5.アフリカ牧畜伝統がもつ文化創造【授業外学習】アフリカ伝統文化の重厚さと私たちの北側文化の薄っぺらさを確認・整理6【内容】6.アフリカ伝統王国の特徴ー単純社会と複合社会【授業外学習】アフリカは複雑。単純ではなく見下ろしてはいけない、を再認識しておく。92 アフリカから学ぶ-196 -

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