2018年度秋学期開講科目
150/228

科目名取材学科目名(英訳)Reporting Methods科目ナンバーHI313C03詳細情報担当者(非)は非常勤講師水野 雅夫単位数2開講学年2年開講セメスター秋期毎週対象学科 選択・必修必修:選択:HI他学科受講履修順序・履修情報担当者及び時間割カリキュラムの中での位置付けコミュニケーション学科専門教育科目の中の文化情報デザイン応用科目のうちの情報収集・提供科目として位置づけられる。情報収集・提供科目は,地域の文化情報収集・整理・提供の方法を学ぶための科目群である。本講義は, マス・メディアやジャーナリズムにおける情報収集に欠かせない取材活動について具体的な理論と実践方法を学ぶ科目である。身につく基礎力コミュニケーション力 傾聴・受信力授業の主旨(概要)取材とは「役に立つ」情報を入手するプロセスである。「役に立つ」とは新聞記者の場合、報道に値する情報のこと。学生・研究者であれば、その学習・研究に資する、もしくは論文にできる情報。社会人・企業人であれば、生活やビジネスに有益な情報である。近年、データジャーナリズムと呼ばれ、ネット上で提供される政府、自治体、企業のデータをもとに記事を構成する手法も提唱されている。だが、現代においても取材の基本は人へのインタビューを通じて情報を得ることである。いかにして有益な情報を得るかネット時代の知識を交えながら取材の技法を学ぶ。具体的達成目標(1)必要な情報を、どこに行き、誰にインタビューすれば得られるのか、アポイントメントの取り方から、礼状の出し方まで具体的な手順・方法を理解する。(2)インタビューにおけるコミュニケーションの方法を具体的に理解する。(3)インタビューでのメモ、録音、資料写真撮影など機材の準備から使用方法まで具体的に理解する。1【内容】取材とは何かを理解するためのガイダンス。取材で得るべき情報とは何かについて学ぶ。【授業外学習】事前:取材では、どのような情報を集めれば良いのか自らの頭で考え、予習し、教師の質問に答えられるように準備する。事後:授業中、教師が強調した内容についてノートをさらに整理させ、後のレポート作成に備える。2【内容】価値ある情報はどこに行けばあるのか? 情報のありか、すなわち取材場所選びの問題について学ぶ。【授業外学習】事前:価値ある情報とはどこへ行けばえられるのかネットなどで予習し、教師の質問に答えられるように準備する。事後:授業中、教師が強調した内容についてノートをさらに整理させ、後のレポート作成に備える。3【内容】誰から情報を取材すればよいのか? 通りすがりの農家の人。町内会長。警察署の副署長。中央官庁・役場の広報課員。組織のトップからの直接インタビュー。【授業外学習】事前:取材対象の人物は誰を選べばよいのかネットなどで予習し、教師の質問に答えられるように準備する。事後:授業中、教師が強調した内容についてノートをさらに整理させ、後のレポート作成に備える。4【内容】取材の事前準備の大切さ。自分が何を知りたいのかを知る。【授業外学習】事前:取材の目的ごとに異なる取材方法、取材項目など計画の立て方をネットなどで予習し、教師の質問に答えられるように準備する。事後:授業中、教師が強調した内容についてノートをさらに整理させ、後のレポート作成に備える。5【内容】聞く力。インタビューの心理学。相手の心をつかむには。雑談力。【授業外学習】事前:インタビューで目的の情報を相手から引き出すために必要な事柄をネットなどで予習し、教師の質問に答えられるように準備する。71 取材学-150 -

元のページ  ../index.html#150

このブックを見る