2018年度秋学期開講科目
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科目名映画と社会科目名(英訳)Film and Society科目ナンバーHI330C01詳細情報担当者(非)は非常勤講師小川 順子単位数2開講学年2年開講セメスター秋期毎週対象学科 選択・必修必修:選択:HI他学科受講履修順序・履修情報担当者及び時間割カリキュラムの中での位置付けコミュニケーション学科専門教育科目の中の文化情報デザイン応用科目のうちの社会情報科目である。社会情報科目は, 社会と情報の関係を把握するための科目群であり,社会の諸集団・諸制度と情報流通の関係やその課題を探求し, それを解決するための意欲をもつことを目的とする。本講義は, 映画の背景と連関する社会事象などについての基礎知識をあわせて理解することで, 映画に必須の「映像」や「文化」について共有できる知識を獲得することにより,映画に反映された社会の様々な問題を客観的に読み解く力を養成するための科目である。身につく基礎力課題設定力 クリティカル思考力授業の主旨(概要)19世紀末に発明された映画は、単に画(絵)を映すだけではなく、動く画を記録すると同時に、上映されるものであった。20世紀に入ると、最大のメディアとして君臨しはじめ、世界中に拡まっていった。媒体としての映像が日常的になった現在でも、映画は世界中でいろいろな目的のもとに利用されている。しばしば映画は社会を映す鏡に喩えられる。映画を研究することは、社会背景や、世界で起こったさまざまな運動を知ることにつながる。なぜなら、映画は決して単独で存在するのではなく、映画を取り巻くあらゆる環境と密接に関わっているからだ。そこで、本授業では、映画を通して文化的事象を理解し、様々な角度から映画を読み解いていくことを目的とする。具体的達成目標具体的には、日本映画における女や男がどのように表象されてきたのかを考察する。とりわけジェンダーやセクシュアリティという概念を中心にする予定である。そのためにジェンダーやセクシュアリティなどの概念を理解する。その上で、具体的な映画作品を通じて、どのように考えが反映されていたのか、あるいは、どのように問題が浮き彫りされていたのかを考察する。時代背景と照らし合わせつつ、男女の描かれ方から社会的・文化的価値観を分析する。私たちが無意識に前提としてしまう(当たり前と思いこんでしまう)観念や価値観を見つめなおす力を養うことを目標とする。1【内容】以下は、あくまでも予定であり、受講者数や授業日の日程などによって講義内容が多少変更される場合があることをご了承願いたい。イントロダクション、映画作品1【授業外学習】【授業外学修:事前】授業の主旨と具体的達成目標・授業の計画と方法・成績の評価方法と評価基準・参考文献等をシラバスで確認しておく。【授業外学修:事後】イントロダクションの内容を振り返り、単位取得要件を確認する。2【内容】2.映画作品1【授業外学習】【授業外学修:事前】先週指定した映画を観てくること。【授業外学修:事後】講義内容を踏まえ指定された映画と比較して、ジェンダーやセクシュアリティの観点からノートに考察をまとめること。3【内容】3.映画作品1【授業外学習】【授業外学修:事前】先週指定した映画を観てくること。【授業外学修:事後】講義内容を踏まえ指定された映画と比較して、レポートを作成し、次週提出すること。4【内容】4.映画作品2【授業外学習】【授業外学修:事前】先週指定した映画を観てくること。【授業外学修:事後】講義内容を踏まえ指定された映画と比較して、ジェンダーやセクシュアリティの観点からノートに考察をまとめること。70 映画と社会-146 -

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