2017春学期開講科目シラバス
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科目名近現代文学講読A科目名(英訳)Readings in Modern and Current Japanese Literature A科目ナンバーHJ231A01詳細情報担当者(非)は非常勤講師杉本 和弘単位数2開講学年2年開講セメスター春期毎週対象学科 選択・必修必修:選択:HJ他学科受講履修順序履修情報担当者及び時間割カリキュラムの中での位置付け日本語日本文化学科の専門教育科目であり,文学分野の基礎科目として位置付けられる。「国語」(高校・中学)の教職課程必修科目である。身につく基礎力傾聴・受信力 クリティカル思考力授業の主旨(概要)明治以降の、家族を中心的なテーマにした短編小説を時代順に読んでいく。その中で、作品の読解方法の基本を習得するとともに、近代日本文学の大きな流れを学び、家族にかかわるさまざまな問題について考えることができるようにする。森鷗外の「半日」(明治42年)と志賀直哉の「母の死と新しい母」(明治45年)を講読する。その際、単に物語内容の解説だけにとどまらず、作品の構造や時代との関わり、文学史的意義、作者と主要作品等についても言及する。具体的達成目標1.日本の近現代文学作品の読解ができる。2.作品の問題点について自分の考えをまとめることができる。3.作者の概要を説明できる。1【内容】「近現代文学講読A」の授業内容と方法についてのガイダンス【授業外学習】取り上げる作品の大きなテーマである家族について書かれている近代文学の作品を調べる。2【内容】近代の家族制度と「家族」という題材について概説。【授業外学習】明治民法や現行の民法で「家族」にかかわる条文がどのようになっているか調べる。3【内容】森鷗外の人と作品、文学史上の位置などを解説。【授業外学習】森鷗外の略歴と主要な作品について調べる。4【内容】「半日」を読み進めながら、プロットだけではなく、時代背景や関連事項、特に 家族制度やそこから派生する問題などについて解説する。範囲は、教科書の「半日」の冒頭からP.72,16行目まで。【授業外学習】教科書の「半日」のP.72,16行目までを事前に通読すること。また、授業の後は配布資料などを参考に再読し、内容を正確に理解すること。5【内容】「半日」を読み進めながら、プロットだけではなく、時代背景や関連事項、特に 家族制度やそこから派生する問題などについて解説する。範囲は、教科書の「半日」のP.72,17行目からP76まで。【授業外学習】教科書の「半日」のP.72,17行目からP76までを事前に通読すること。また、授業の後は配布資料などを参考に再読し、内容を正確に理解すること。「半日」を読み進めながら、プロットだけではなく、時代背景や関連事項、特に 家族制度やそこから派生する問題など47 近現代文学講読A

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