2017春学期開講科目シラバス
74/258

科目名監査論科目名(英訳)Auditing科目ナンバーBS339C05詳細情報担当者(非)は非常勤講師田中 智徳単位数2開講学年2年開講セメスター春期毎週対象学科 選択・必修必修:選択:BS他学科受講履修順序履修情報担当者及び時間割カリキュラムの中での位置付け経営・会計の諸科目との関連において相互理解を必要とし、特に簿記、財務会計および管理会計の知識を前提に監査の全体像を学ぶ科目である。身につく基礎力課題設定力 クリティカル思考力授業の主旨(概要)会計情報は投資判断等において極めて重要な役割を果たしている。しかし残念ながら、企業は必ずしも正しい会計情報を公表するとは限らない。自社に都合が良いように会計情報を操作したり、都合の悪いことを隠して会計情報を偽る行為、いわゆる粉飾を行うことがある。こうした行為を防止し、経済の健全な発展に寄与するために、公認会計士は企業が公表した会計情報について検証を行い、企業が公表する会計情報の信頼性に関する保証業務を行っている。これを財務諸表の監査という。しかし実際には、粉飾等による企業不正は後を絶たず、公認会計士による監査には多くの課題が残されている。そこで本授業では、公認会計士による監査の基礎を学び、情報の信頼性の担保、保証という概念について理解を得ることを目的とする。具体的達成目標①公認会計士による監査の全体像を理解する②情報の信頼性の担保、保証という概念について理解を得る1【内容】【第1回】ガイダンス-監査とは何か【授業外学習】特になし2【内容】【第2回】監査の基礎 ドラマ「監査法人」の視聴と感想【授業外学習】ドラマ「監査法人」を見て疑問に思った点について調べてみる。3【内容】【第3回】監査の生成と発展 ①監査の歴史、②会社法監査制度の歴史、③金融商品取引法監査制度の歴史、④会計・監査制度【授業外学習】会社法および金融商品取引法の下での監査制度の歴史について復習する4【内容】【第4回】監査の目的と二重責任 ①監査の定義と成立条件、②監査基準、③監査の目的【授業外学習】監査の成立条件、監査基準の性格および構成、監査の目的において示されている事項について復習する5【内容】【第5回】監査人の適格性 ①監査人の独立性、②正当な注意と職業的懐疑心、③職業資格とCPE【授業外学習】独立性の2つの概念およびその必要性、職業的懐疑心の意義、CPEの意義とその必要性について復習する【内容】【第6回】監査の実施プロセス1-監査の開始 ①監査プロセス、②監査契約、③監査報酬、④監査計画35 監査論

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です