2017春学期開講科目シラバス
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科目名地域研究特殊講義科目名(英訳)Special Lecture on Area Studies科目ナンバー詳細情報担当者(非)は非常勤講師和崎 春日単位数2開講学年3年開講セメスター春期毎週対象学科 選択・必修必修:選択:NN NL NC他学科受講履修順序履修情報担当者及び時間割カリキュラムの中での位置付け学部共通科目の地域研究科目として配置されている。身につく基礎力授業の主旨(概要)日本の地域社会研究を深めるために、「日本民俗学」の学びを行う。そのために、日本の伝統文化を探っていく。その具体例として、日本の代表的な祭りの一つ「大文字五山送り火」を取り上げる。したがって、この授業では、「大文字」祭礼の話ばかりをする。受講生は、その「大文字」祭礼の話だけを聞きながら、日本の伝統文化の構造を考えていくのだから、かなりの「根気」と「覚悟」が要る。具体的達成目標目標は,一つの文化事象を多面的に考えこれを描いていく力をつける。つまり、文化人類学で言う、文化を総合的に描いた「エスノグラフィー」民族誌を描けるようになることである。そのときに、愛知や東海地方で行われる祭りがあれば、行って調べてくる宿題をだすこともありうる。こうした愛知近辺の祭り・儀礼との比較を通しても、日本文化をま学んで行く。もう一つの目標は、外国文化の人たちに日本の文化を説明できるようになることである。英語で日本文化を説明することも学んでいこう。外国文化を知れば知るほど、日本文化が見える。その逆に、日本文化を学べば学ぶほど、外国文化も見える。日本文化理解を深めることが目標である。1【内容】日本民俗学を学ぶー宗教人類学、宗教民俗学との関連、外国文化から日本文化をかえりみる【授業外学習】柳田國男や南方熊楠を調べてみよう2【内容】京都「大文字五山送り火」祭礼から日本の宗教構造を考えるー祭りの全体構造をまず把握する【授業外学習】お盆の宗教行事の特色を調べよう3【内容】通過儀礼論から「大文字」を考える―老若男女が支える祭り【授業外学習】若者が一人前になるにはどんなことが必要かまとめてみよう4【内容】中核世代が支える「大文字」―大文字の保存会【授業外学習】他の祭りで誰が担っているか調べてみよう5【内容】老壮世代が支える「大文字」―金閣寺不動講【授業外学習】老のエネルギーを活かす方法を現代社会で考えよう6【内容】女性が支える「大文字」―北山尼講、観音信仰講【授業外学習】女性が隅に追いやられない方法を整理しておこう108 地域研究特殊講義

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