2017春学期開講科目シラバス
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科目名日本思想史科目名(英訳)History of Japanese Thought科目ナンバーHH229B01詳細情報担当者(非)は非常勤講師小島 亮単位数2開講学年2年開講セメスター春期毎週対象学科 選択・必修必修:選択:HH他学科受講履修順序履修情報担当者及び時間割カリキュラムの中での位置付け歴史学分野テーマ科目。各時代・分野・地域の概要を理解するための基礎的な科目である。身につく基礎力傾聴・受信力 クリティカル思考力授業の主旨(概要)この講義は日本の古代中世の仏教史を思想史的に論じたい。担当者の専門はヨーロッパ思想史であるので、その対比を強く意識しながらも、入門としての役割を全うするつもりでもある。基礎知識は不要であるが、思想史は概念(意味を厳密に規定された数式のようなコトバ)を用いて「考え」の跡を分析し、その構造や社会的意義を論じる。したがって、「考えること」を自分自身に課して行くモラルを受講生は身に着けてもらうことになる。とりわけ仏教用語は煩雑であるが、これは噛み砕いてわかりやすく説明してゆきたい。先人の分析力だけでなく人間性から滲み出る智慧のような領域に接し、ただの知識でなく身体と感覚が思想史の勉強には肝要である。講義の対象からしてヨーロッパ思想史や江戸期の日本思想にも話題が及び、万華鏡のような授業になるはずである。具体的達成目標日本仏教は実は「日本思想」の深い理解のために避けて通れない。近代日本思想史や仏教以外の思想史の理解も日本仏教史の基本的理解を離れては全くあり得ない。空海、親鸞、道元、日蓮などがまさに現在の日本で「思想的源泉」として読み継がれ、読み直されていることからも理解できる。さらに比較思想史的にも日本仏教はきわめて興味深い研究対象であり、個人的な意見であるが、例えば空海の思想の理解のためには啓典宗教(キリスト教とかイスラーム)の理解も必須ではないかと考えている。そもそも仏教は何であるかという問題も含め、日本思想の深部に接近する基礎知識を養成することを目的としたい。1【内容】ガイダンス、授業計画の概要を話し、さらに小テストをして諸君の知識を若干試してみる予定でいる。【授業外学習】毎週、講義中に各自ネットや百科事典で理解を深めておくべき語彙や事象を述べる。それらをきちんと調べ、理解を深めてほしい。2【内容】日本神話の思想【授業外学習】毎週、講義中に各自ネットや百科事典で理解を深めておくべき語彙や事象を述べる。それらをきちんと調べ、理解を深めてほしい。3【内容】仏教の基礎理解【授業外学習】毎週、講義中に各自ネットや百科事典で理解を深めておくべき語彙や事象を述べる。それらをきちんと調べ、理解を深めてほしい。4【内容】仏教伝来と初期仏教【授業外学習】毎週、講義中に各自ネットや百科事典で理解を深めておくべき語彙や事象を述べる。それらをきちんと調べ、理解を深めてほしい。【内容】思想史における空海(1)86 日本思想史

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