2017春学期開講科目シラバス
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科目名世界の中の日本A(地理)科目名(英訳)Japan in the World A (Geography)科目ナンバーHH134A03詳細情報担当者(非)は非常勤講師林 上単位数2開講学年1年開講セメスター春期毎週対象学科 選択・必修必修:選択:HH他学科受講履修順序履修情報担当者及び時間割カリキュラムの中での位置付け専門共通科目。地理学の特質や意義を理解するための基礎的な科目である。身につく基礎力傾聴・受信力 クリティカル思考力授業の主旨(概要)この講義では,日本の中で3番目に大きな経済圏と形成されてきた名古屋圏に注目し,この圏域がどのような歴史的経緯を経て今日の姿を見せるようになったかについて考える。視点は都市地理学的であり,いかなる自然条件に適応しながら各地に都市が生まれ,それらが工業化,サービス経済化を経ながら今日に至ったかに注目する。近世までは国内要因で都市の地域構造は説明できるが,近代以降は国際的要因を抜きにしては理解することができない。その意味で,日本の中の名古屋圏,世界における名古屋圏の位置付けは重要である。グローバル思考で国際的視野を広げることは重要であるが,普段,生活をしている地元・地域の姿を確認することにも意味がある。具体的達成目標日本を代表する大都市圏のひとつである名古屋圏の成り立ちを,自然環境から始まり,歴史的発展の過程,そして現在の状況に至るまで総合的に理解することが,本講義の達成目標である。名古屋圏に住んでいながら,この地域の自然環境や歴史について知らないことは多くある。それらについて理解を深めることは,たとえ将来,この地域で生活しないとしても,ひとつの地域理解として役立つことが多いと考えられる。われわれの祖先がこの地域でいかに暮らしてきたか,その生きざまを知ることは,自らの生き方を考えるうえで何らかの参考になる。1【内容】第1回 名古屋圏の舞台としての地形環境【授業外学習】地球表面の大まかな特徴を整理しておくこと。2【内容】第2回 地形環境への適応と治山・治水の取り組み【授業外学習】地形環境に適応する方法の時代的背景について考えておくこと。3【内容】第3回 位置の条件と地域相互関係の条件【授業外学習】場所や地域の条件を考える手がかりについて理解しておくこと。4【内容】第4回 古代,中世の集落,街道,地域中心,交通都市【授業外学習】古代,中世の頃,人々はどのような暮らしをしていたか,基礎的知識を理解しておくこと。5【内容】第5回 近代の鉄道事業と自動車交通,港湾・運河の建設【授業外学習】近代とはどのような時代であるか,とくに交通手段から考えておくこと。6【内容】第6回 陶磁器業,紡績業などの近代化と工作機械の発展79 世界の中の日本A(地理)

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