2017春学期開講科目シラバス
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授業計画5【内容】閑話休題1ーー「ガンダム」「犬神家の一族」「セーラー服と機関銃」を考える角川春樹が仕掛けたメディアミックスを題材に、小さなカテゴリからどのように人気のあるコンテンツを作り出したのか、そのメカニズムを現在のコンテンツと比べながら考えていく。【授業外学習】課題1の提出期限です。6【内容】写真の嘘1ーー映画から見る日本人の死生観メディアのタブーについて解説を行う。なぜ日本の報道写真には死体が載らないのか、デモの報道には流血がないのか、それらの例を考察しながら日本人の死生観を考える。【授業外学習】課題2の内容が示されます7【内容】写真の嘘2ーー「のらくろ」「艦これ」「ガールズ&パンツァー」の世界プロパガンダと報道写真。実際に使われたプロパガンダ写真の嘘・合成を概観しながら、戦争について考える。その上で、批判の多い戦争を扱ったコンテンツが戦争をどう捉えているのか考える。【授業外学習】8【内容】写真の嘘3ーーインターネットポピュリズムと「ガッチャマンクラウズ」情報の真正性を定義した用語は、インパクトファクターなど無数に存在する。Googleの使うページランクアルゴリズムを概観しながら、インターネット時代の情報の力を考える。【授業外学習】9【内容】閑話休題2ーー「パズドラ」から、拡張する人間とビジネスについて考える近未来のメディアビジネス。「パズドラ」などを題材にして、拡張された個人の象徴であるスマートフォンを使ったメディアやコンテンツについて考察する。【授業外学習】課題2の提出期限です。10【内容】情報と身体拡張技術1ーー錯誤を利用したエンタテインメントコンテンツ情報の意味するところを考える。情報とはそもそもなにを指すのか、という簡単な問から出発し、エンタテインメントコンテンツから間違った情報の何が悪いのか考える。【授業外学習】課題3が示されます。11【内容】情報と身体拡張技術2ーー幕末の写真家と戦争写真を使った遠隔地の情報取得。写真技術の誕生から、西南戦争を駆け抜けた写真家、WW2を駆け抜けた写真家を題材に、大衆メディアについてルポルタージュフォトの発展を概観しながら解説する。【授業外学習】12【内容】情報と身体拡張技術3ーーNintendo3DS、「攻殻機動隊」の世界人間は何を拡張するのか。現在使われ始めている人間の感覚拡張技術について、正統派から最新だけどちょっとおかしい技術まで解説を行う。【授業外学習】13【内容】地域イベントと聖地巡礼1ーー「動物化するポストモダン」から読む「農協 月へ行く」ジャパニーズドリームの形。1992年のバブル崩壊前後を取り上げ、何が変わったのかを考える。マスメディアと生活の変化を見ながら、コンテンツツーリズムの基礎を概観する。【授業外学習】課題3の提出期限です。14【内容】地域イベントと聖地巡礼2ーーコンテンツツーリズムについて、「モンスターハンター」「エヴァンゲリオン」を例に考える実際に行われているイベントを例に、小さなグループ向けのコンテンツを売りにしたメディア、温泉地、テーマパークについて考察する。【授業外学習】15【内容】地域イベントと聖地巡礼3ーー「普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。」から見るゆるキャラまちづくりとコンテンツについて考えます。ゆるキャラ、ローカルアイドル、ローカルヒーローを概観することでその意味を考える。【授業外学習】最終課題の提出期限です。授業方法座学・講義形式成績の評価方法達成目標にある「人間の情報収集能力」の拡張について各カテゴリごとにレポートを出題し、その理解度に合わせて評価を行う。最終課題レポートでは講義を踏まえた上で発展的な思考ができているかを評価する。そして、これらレポートを総合的に判断し、成績を決定する。成績の評価基準出席 20点レポート 80点教科書63 メディア論

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