工学部パンフレット
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364年間の基礎を築く学びの時期。また宇宙・航空の多彩な技術分野の中から自分の関心分野を見つけ、将来設計につなげる学びも用意しています。講義への理解を実験で深めながら、幅広い専門知識を習得。また「工場見学」や「工場実習」で、自分のめざす進路に必要な知識・技術を知り、将来の選択につなげます。宇宙機・航空機に関する、総合的な専門科目へと学びを発展させます。また宇宙航空産業の現場で活躍する技術者による特別講義などで、最先端の知識を学びます。興味ある分野の研究室に所属し、卒業研究に取り組みます。企業との共同研究も盛んなため、在学中に最先端の研究に携わるチャンスもあります。1年次2年次3年次4年次機械工学から電子情報工学まで、これからの宇宙航空分野を学べるカリキュラム語学研修旅行で訪問する航空博物館(米国)。語学(英語)だけでなく、海外の航空事情を肌で感じる企画です。将来の夢に向かってスタートダッシュ!!卒業研究では、宇宙分野・航空分野だけでなく、電子情報分野など、いろいろなテーマから選択して研究を行います。宇宙機、航空機に使われる構造材料の強度や剛性を測定する実験です。この他にも宇宙航空の基礎理論から応用技術まで、さまざまなテーマの学生実験を体験します。3次元CADソフト(CATIA)を用いた実習講義。航空機業界で標準のCADソフトの基礎を学ぶことができます。4年間の学び方次代の航空宇宙産業を創る技術者が集結する中部地区中部臨空都市「臨空生産ゾーン」地区●航空宇宙関連企業誘致事業中部国際空港セントレア(株)SUBARU 半田・半田西工場地区●ボーイング787等量産事業●輸入航空機部品等の関税フリーゾーン化三菱重工業(株)大江工場周辺地区●ボーイング787等量産事業●輸入航空機部品等の関税フリーゾーン化●関連中小企業の効率的な生産・供給体制構築事業川崎重工業(株)名古屋第一・第二工場地区三菱重工業(株)飛島工場地区●ボーイング787等量産事業●H-ⅡAロケット・H-ⅡBロケット組立●宇宙ステーション補給機(HTV)組立三菱重工業(株)名古屋誘導推進システム製作所地区●H-ⅡA用ロケットエンジン製造●ロケット・衛星姿勢制御装置製造等川崎重工業(株)岐阜工場地区●ボーイング787等量産事業●輸入航空機部品等の関税フリーゾーン化名古屋大学地区(名古屋市千種区)●次世代複合材技術確立支援センター整備事業●人材育成・確保推進事業中部大学中部大学 (春日井市)県営名古屋空港周辺地区●MRJプロジェクト事業●次世代航空機開発促進事業航空宇宙産業を数字で見る2011年、愛知県・岐阜県・名古屋市などが、国際戦略総合特別区域「アジアNo.1航空宇宙産業クラスター形成特区」の指定を受けました。中部地区は、日本の“ものづくりの拠点”として発展してきたエリア。宇宙航空産業に関しても、機体生産や新材料の開発・製造を手がける大手メーカーをはじめ、高度な品質要求に応える部品加工技術を有する中小企業が多数存在しています。このエリアの宇宙航空産業をさらに発展させ、研究開発から設計・製造・保守管理までの一貫した機能を持つ、国内で唯一、世界でも屈指の一大集積地とするのが、この特区のめざす将来像。宇宙航空分野を志す人材への期待も、これまで以上に高まっています。国際戦略総合特区「アジアNo.1航空宇宙産業クラスター形成特区」100地区・383団体「アジアNo.1航空宇宙産業クラスター形成特区」に指定・申請されている地区と企業・団体・自治体の数(2018年12月28日現在)。2011年の発足時は10地区でした。300万点大型旅客機1機の部品点数は約300万点にのぼります。それだけ関わる企業も多く、「裾野の広い産業」と言われています。2兆円2017年度の日本の宇宙機・航空機の生産額は、宇宙機・航空機の合計で、約2兆1111億円です。35%ボーイング787の、日本の生産分担比率。ほとんどが中部地区で生産されています。1.8倍世界のジェット旅客機の需要は、2036年には2016年の1.8倍まで増加すると予測されています。78.6%航空機に関する日本の生産額のうち中部圏※が占める割合は、航空機体部品で約70%にのぼります。※愛知・岐阜・三重・富山・石川の各県25,000人2020年に特区内の宇宙航空産業で必要と予測される人材の数。ちなみに2013年には18,600人でした。導 入基 礎応 用発 展

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