工学部パンフレット
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24 先輩からのメッセージ共通科目による基礎の定着情報工学の知識とプログラミング技術を修得全学共通教育科目により語学や教養など社会人としての素養を身につけます。さらに、工学部共通教育科目を通して数学や物理の基礎を理解し、情報工学を学ぶための土壌をつくります。プログラミング技術の修得を軸に、情報工学を包括するカリキュラムから幅広い専門知識を学び、理論体系や多様な基礎・最新技術を系統的に身につけます。ゼミナール、実験による実践力・創造力の養成卒業研究による実践力の発展講義において修得した知識を実験や実習で実践し、さまざまな知識とアイディアで課題を解決する経験を積み重ねることにより、実践力と創造力を養います。専門知識と技術を駆使し、卒業研究において自ら問題を見つけ出し解決へ導く、新しいものを提案し一から創出するなど、実践力をさらに発展させます。1年次2年次3年次4年次情報社会の最先端で活躍できる実践力と応用力、創造性を身につけるコンピュータ系の知識を身につけたいと思い、情報工学科を選びました。プログラミング知識がゼロからのスタートだったので、試行錯誤の日々でした。プログラムが成功して正しく動いたときは大きな達成感を得ることができ、もっと改良を重ねたいと思うようになりました。さまざまな講義を受ける中で強く興味を持ったのは、コンピュータビジョン(画像認識)の分野です。より詳しく学ぶために、現在はコンピュータビジョンの研究室に所属しています。私の研究内容は、動画や画像中の人間の位置を特定し、体勢や行動を認識するもの。関節の位置や動きだけでは、違う行動なのに同じ行動と認識してしまうことがあるため、より多くのデータをコンピュータに学習させる必要があります。人間の複雑な姿勢を正しく認識させることが目標です。特にテーマにしているのは、転倒動作の認識です。増加している一人暮らしの高齢者や、子どもの転倒を見つけて通知する手法を確立したいのです。転倒を直前の体勢から予測できるかどうかも調べる予定。これまでの経験や知識をもとにしつつ、先生や先輩から新たに学び、成果を挙げたいと思います。さらに英語力も磨いています。それは、先輩方が海外の学会で発表する姿を見て憧れたから。中部大学の充実した留学サポートを利用して、3年次の夏休みにイギリスのオックスフォードへ3週間の語学研修へ行くことができました。英語を通して異なる分野を学ぶ人とコミュニケーションをとり、プレゼンテーションを行うなど貴重な経験ができ、自信になりました。情報工学科 竹林 あやかさん (2019年3月卒業 博士前期課程1年)コンピュータビジョンで転倒を察知し、一人暮らしの高齢者を助ける研究。4年間の学び方愛知県 滝高等学校出身

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