EDUCATUS Vol.1
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2実感の可視化 保育・教育の現場で「名札型ウェアラブルセンサー(日立製作所)」を活用することはできないか?と話を頂いたのが研究のはじまり。この名札型ウェアラブルセンサーは、歩行やパソコン作業時に生じる身体の小さなレベルの揺れを計測することができ、計測したデータを集約し、統計的な分布の特徴から組織の活性度を示すことができる。また、赤外線センサーによって、誰と誰が会っているのか、会話は一方的に話しているのか、聞いているのか、それとも、双方向の会話なのか、とコミュニケーションの様子を可視化できる(図1)。ふだん感覚的に理解していることが可視化されるだけでなく、そのデータによって組織が改善され、業績に反映されたことに魅力を感じた。幼児のコミュニケーション・行動を可視化ー“豊かな脳を育む遊び”        をIoTで科学するー幼児教育学科 山本 彩未 講師幼児教育学科 花井 忠征 教授名札型ウェアラブルセンサー(日立製作所)幼児教育学科 講師 山本 彩未 YAMAMOTO Saimi専門分野:発育発達、運動生理学 研究テーマ:幼児の体力・運動能力、幼児の集団形成とコミュニケーションの発達、風雨環     境で運動を実施した際の生理学的応答授業科目:レクリエーション 実技/演習、幼児体育、保育内容(健康)、体育科研究、表現     活動(身体)、幼児教育課題研究幼児教育学科 教授 花井 忠征 HANAI Tadayuki専門分野:体育学(発育発達学、測定評価学、幼児体育学) 研究テーマ:幼少児・発達障害児・低出生体重児の身体及び運動発達研究、体格・体力・生活     習慣に関する研究、幼児の集団形成とコミュニケーションの発達、幼児教育     環境のリスクマネジメント授業科目:保育内容(健康)、保育内容研究(健康)、幼児体育、幼児教育課題研究、体育科     研究現代教育の先端をゆく Ⅰ

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