現代教育学部パンフレット
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集団行動の中で主体性を育む保育を。石黒 結衣さんYui Ishiguro愛知県 江南高等学校出身愛知県北名古屋市職員(保育士)家族関係が子どもに与える影響を研究しました。水野 真奈さんMana Mizuno愛知県 昭和高等学校出身愛知県春日井市職員(保育士)子どもの心理に寄り添い安心感を与えたい。近藤 美紀さんMiki Kondo愛知県 新川高等学校出身愛知県瀬戸市職員(保育士)自由な発想と主体性を促す自然環境を活用した遊びを!市川 歩実さんAyumi Ichikawa岐阜県 恵那高等学校出身岐阜県恵那市職員(保育教諭)障害児保育に興味を持ち、所属ゼミでADHD傾向にある子どもを研究しました。強く印象に残っているのはボランティアで3歳の男の子と接したとき。転んでパニックを起こしてしまったその子を抱きかかえ、「大丈夫だよ」と落ちつかせました。するとお母さんがやってきて「私以外の人が落ちつかせられたのは初めてよ」とお礼を言ってくださったのです。集団に入っていけるか心配していたけれど少し安心できた、と。子どもに気持ちが通じたこと、保護者の支援ができたことがうれしく、私の自信にもなりました。所属ゼミでの研究テーマは、「母親の就労が子どもに与える影響」です。子どもと一緒にいる時間が短いとマイナスの影響を与えるのではないか。そんな先入観があったのですが、さまざまな文献を調べると、働く母親に育てられた子どもはむしろ自立した考えを持ったり、学習意欲が高まったりする傾向があると分かりました。さらに実習でもそんな子どもたちの様子を見ることができました。こうして体験からも研究を深めることはおもしろく、また私もいずれ出産しても保育士を続けたいと具体的に考えられました。テレビやゲーム機が身近な現代だからこそ、保育現場では木の葉など自然の物を使った遊びが重視されています。そこで私は、実習で外遊びに注目しました。おもしろいと感じたのは、子どもたちが自然物を人や道具に見立てて遊びをつくり出し、さらに独自のルールも成立させていたことです。自然環境は子どもたちの自由で主体的な活動を促すのだと知り、ますます興味を持ちました。中部大学はキャンパス内に自然が豊富です。私たち自身も遊びを体験しながら考える力を磨くことができる魅力的な環境でした!「待てる」先生でありたいと思います。それは実習で子どもたちとふれあって学んだこと。小さな子どももそれぞれ違う考えを持っていて、自分のペースでのびのびと遊び、活動する様子を目の当たりにしました。先生はその気持ちを尊重し、一人ひとりの主体性を育ててあげるべきです。園のスケジュールに合わせて行動することばかりに気をとられて、必要以上に急かしたり無理やり止めたりしてしまわないようにしたいですね。自ら行動を起こそうとする子どもたちの姿勢を見逃さず、じっくり見守りたいと思います。夢を叶えた先輩たちからのメッセージ(2016年3月卒業)幼児教育学科 9College of Contemporary Education

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