中部大学日本伝統文化推進プロジェクト活動報告書
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【応用生物2年女子】 春学期間、日本の歴史と文化の授業では日本舞踊、書道、能楽、茶道を普段から日常的に行っている方々に話を聞いた。すべて日本の昔からの文化であり、似てはいないのだがどこか日本らしさを感じることができ、どの文化もいいなと感じた。 日本舞踊の授業では、所作や、昔の日本人についてよく知ることができた。特に歩き方が腰を落として、手足同じ法を出すという歩き方にはとても驚いた。また、一曲の中でも様々な表現があり、想像よりも緩急があってみていて飽きないものだと感じた。日本舞踊は所作が美しく、日本の四季を表すのにとても向いているなと感じた。 書道の授業では般若心境を写すということを行った。時間はかかったが、一文字に集中し、丁寧に書き、出来上がった時は達成感を得ることができた。また、時間を忘れることができ、精神を落ち付かせるのにとてもいいなと感じた。 能楽の授業では能楽の歴史、ルールなど細かいところまでしることができた。能楽鑑賞会では一部分ではあるが楽器があり、演者がそろっているものを見ることができた。百聞は一見に如かずというが、やはり知識だけではなく、実際に見て感じることがとても大事だと思った。 茶道の授業では実際に器を見たり、茶会の様子などを知ることができた。日本史などで習った千利休についても知ることができ面白かった。茶道の授業を受けるまでもっと堅苦しいものだと思っていたのだがルールさえ知っていれば楽しむことができそうだなと感じた。茶道の授業のなかで特に印象に残っているのが器の話で、器を出すときは美しい部分を見せるとあったが、美しいと思う基準は出す人によって違うので同じ器でも扱う人が違えば変わるというのが面白いなと思った。 全ての講義を聴きそれぞれに昔の日本と通じるところがあり日本の文化とはいいものだと再認識することができた。知識だけではなく実際にみて自分で感じることによりもっと日本文化への見聞を広めることができると思った。だから、実際に能楽を見に行ったり、お茶をしにいってみたいと思った。今回聞いた講義の知識を無駄にせず、今の時代のものとつながっているということを忘れないようにしようと思った。【コミニケーション2年女子】 茶道、能楽、日本舞踊、どれも古くから親しまれ継承されてきた文化だが、時が経つにつれ人々の興味が薄れつつある。そんな中、私は歴史や音楽の授業でこれらの文化に興味を持った。それぞれを職として身につけている人達の話など、そう簡単に聞けるものではないため、自分の知見を深めることを目的とし、この講義を受講するに至った。以下、文化継承の観点から述べる。 初めに茶道の講義に関して述べる。受講前はお茶の淹れ方の種類など気に留めたことも無かったが、講義を通して、加熱して酵素を殺した葉を粉にして湯と混ぜる「碾茶法」、様々に加工した葉に湯を加え、エキスを飲む「淹茶法」が存在する事を学んだ。日本伝統文化講座の授業を受けて- 17 -

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