中部大学発 魅力ある授業づくり 作品コンクール 受賞作品
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2総 評 本学におけるFD活動の重点目標である『魅力ある授業づくり』を更に推し進め、学生と教職員がともに授業を考えるきっかけづくりとして4年前に開催した前回のコンクールと同様に『魅力ある授業』をテーマに作品の募集を行いました。その結果、小論文・エッセー部門16作品、俳句・短歌部門17作品、計33作品の応募がありました。残念ながら今回は、マンガ・イラスト部門、ポスター部門の応募はありませんでした。これらの作品から、教学に関わる教職員28人と学生公募審査員23人、教職員公募審査員26人による第1次審査、学長を委員長とするFD委員会による第2次審査を経て、11作品を優秀な作品として決定いたしました。 小論文・エッセー部門では、教員の熱意や授業スキルから刺激を受け感化され、授業から意識が変化したこと、積極的な学ぶ姿勢や体験することの重要性、自分で考える力を養い、学びを実際に反映するという観点などが活き活きと表現されていました。俳句・短歌部門では、大学や授業を起点に未来に向けて学びをふくらませる希望、大学生としての姿勢など、自由かつユニークな発想で大胆に表現されていました。その中で特別賞は、公募の学生審査員と教職員審査員の支持を得ての授賞となりました。 残念ながら今回賞に選ばれなかった作品においても、『魅力ある授業』について、学生の皆さんが自らの体験を通して、感じた想いや授業に対する考え方、教員への要望などが熱く述べられ、考えさせられる作品も数多くありました。 審査を行っていただいた教職員および学生の方々からも「学生の皆さんが、こんなにも授業について考えているということを知ることができた」「共感できた」などという声が多く聞かれ、教職員と学生が同じ課題に向き合った貴重な機会となりました。作品コンクールに関わっていただいた皆さんに感謝いたします。 この作品コンクールを通して『魅力ある授業づくり』は教職員の取り組みだけではなく、学生の皆さんの積極的な参加なくしてはできないものであることを改めて気づくことができました。 学生と教員、学生と学生が向き合い、感化され刺激し合うことで、授業がより良くなる。好奇心や探究心を持って、仲間と共有し、主体的に考えることで学びが深まり、自分の未来や社会につながる・・・。そんな授業に出会いたい、学生の皆さんからの熱いメッセージをわれわれ教職員はしっかり受け止めて、教育の改善に一層努めていきます。これからも学生の皆さんと一緒に中部大学発のさらなる『魅力ある授業』をつくっていきましょう。

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