中部大学発 魅力ある授業づくり 作品コンクール 受賞作品
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11意見や感想を共有することで一つの事実に多くの感じ方で見ることができた。私の主観と他の学生の客観が混合することで、たくさんの「人格」というものを認識した。この授業によって私の中でパターン化された人物像はさらに細分化され、より人間らしい人物が脚本の中で生きていた。「学び」は確実に私に反映されたのだ。 改めて考えよう。私にとって「魅力ある授業」とはなんなのか。それは、「何かに活かせる授業」である。それは人によって様々だ。私の脚本に活かされたように、授業を受けた学生、教えた教員の何かに活かせることが大切だ。将来の夢にだっていい。趣味にだっていい。新たな研究や、授業のやり方にだっていい。自身のどこかの部分に強く反映されれば、「学んだ」ということを実感でき、同時に学んだ授業を「魅力ある授業」だと思えるのではないか。 今後、私の脚本が人生にどう活かされていくかは分からない。しかし、この経験こそが大きな強みになるなら、根源にある学びを大切にしようと思う。大学での「学び」と自分の体験を重ねたところが共感を得られました。「学びを実際に反映する」という気づきもあります。卒業してから気づく、ということもあるかもしれません。学生時代にそのことに気づいたことは素晴らしいです!講 評

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