コミュニケーション学科パンフレット
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5 ▲ Department of Communications多様な専門分野の教員が担当するプロジェクトで、グループで協働し、発展的な研究を突き詰めることができます。学生は3~4年次の2年間プロジェクトに取り組み、実践的なコミュニケーション・デザインの能力を養います。相手の心に届く、意志ある映像作品に取り組みます。複数の専門分野をまたいだ柔軟な学びで興味に応える。プロジェクト科目文化情報デザイン・プロジェクトA~D 三摩 真己経歴:東京大学文学部社会心理学科【専門分野】メディア、映像制作【研究テーマ】災害情報柳谷啓子都築耕生栗木千恵子水野雅夫小川順子山本明YAMAMOTO AkashiKURIKI Chieko※1SAMMA MasamiOGAWA NaokoTSUZUKI Kousei※2MIZUNO Masao※1YANAGIYA Keiko経歴:慶應義塾大学大学院文学研究科 文学修士【専門分野】社会言語学、英語学、語用論、談話分析、会話分析、      メディア上の言語/非言語行動研究【研究テーマ】メディアとことば/表現経歴:名古屋大学大学院文学研究科 文学修士【専門分野】地域社会論、産業社会学【研究テーマ】地域社会、技術革新と労働経歴:ボストン大学【専門分野】アメリカ合衆国のメディア・ジャーナリズム論、      フェミニズム、アメリカ社会と政治、メディアの倫理【研究テーマ】情報化と社会、9・11以降のアメリカ、暴力とアメリカ社会経歴:名古屋大学工学部【専門分野】デジタルメディア論、新聞学、マスコミ論、      活字ジャーナリズム史、現代ビジネス【研究テーマ】マスコミュニケーション、新聞社説経歴:総合研究大学院大学文化科学研究科 博士(学術)【専門分野】日本文化研究、チャンバラ映画研究、日本映画論、      大衆文化論、現代文化論【研究テーマ】日本映画の文化的研究(劇映画にあらわれた文化的な事象の研究)経歴:慶應義塾大学大学院社会学研究科 博士(社会学)【専門分野】社会心理学、コミュニケーション論、メディア論、      メディアの内容分析研究【研究テーマ】コミュニケーションの社会心理学「ただ記録するのではなく、何を伝えたいかを考えてほしい」。ドキュメンタリー映像に取り組む私のプロジェクトで、学生に常々言っていることです。何をどのように撮るか、意志を持った構成によって初めて作品が仕上がります。インタビュー場面ならば、必要な映像は対象者の顔。より多くの情報を、と周りの風景も入れたがる学生が多いのですが、それでは伝えたいことがぼやけてしまいます。余分な情報を判断し切り捨てるセンスを磨いてほしいと思います。プロジェクト科目では春日井市の企業と連携してPR映像を制作する予定です。撮影技術はもちろん、マナーや交渉力なども身につけてほしいですね。ゲームには、 遊ぶ人を夢中にさせる仕組みや、分厚い説明書を読まなくても遊びながら操作方法を学習できるデザインが盛り込まれています。これらを教育や医療など社会のさまざまな場所に応用することを「ゲーミフィケーション」といいます。昨年は、春日井市を舞台にした恋愛ゲームを学生とつくりました。ゲームを楽しみながら、おすすめスポットやさまざまなイベントを疑似体験して春日井市を好きになる、というコンセプトです。制作の際は、ゲームの構成から、地域の方々への取材のアポイントまですべて学生主体で進めます。学生たちには、ゲームをつくることで今まで知らなかった地域のことを学び、その過程で課題解決力も磨いてほしいですね。「遊び」を「学び」に! ゲームのチカラを社会に活かす。経歴:立命館大学大学院先端総合学術研究科 博士(学術) 【専門分野】音楽学、ゲーム・スタディーズ、デジタル・ヒューマニティーズ 【研究テーマ】ゲームオーディオのテクノロジーやテクスチュアとその聴取体験に関する音楽学的考察尾鼻 崇OBANA Takashi私は学問を、こだわったことをこだわったままに考え続けながら楽しむコトだと考えています。従来、心置きなく学問を楽しむためには十分な資料と効率よく読む仕組みが必要で、そのノウハウは一子相伝的に師弟関係の中で受け継がれるものでした。これでは学問が敷居の高いものだったこともうなづけます。私のプロジェクトは、発達した昨今のコンピュータ技術を用いて、知識伝達の一子相伝ではない仕組みを作ります。人がどうやって知識を形成するのか、どうやって思考するのかを観察し、機械が支援する方法を検討します。どんな限定的なことでも構いません。あなたがワクワクする知識のメカニズムを解き明かしてください。コンピュータと人文学の掛け合わせってワクワクする。経歴:筑波大学大学院図書館情報メディア研究科 博士(情報学) 【専門分野】ディジタルアーカイブ、地域情報資源、図書館【研究テーマ】地域情報資源としての収集・蓄積・提供手法、サブカルチャーデータのためのディジタルアーカイブ活用、図書館とICT柊 和佑HIIRAGI Wasuke※1 2019年度末で退任予定。 ※2 2020年度末で退任予定。

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