2018年度成果報告書
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域の課題を現実的に理解し、解決のために行動を起こすことができる“あてになる人材”を養成する。そして地域のコミュニティ活動の中心人物であり、リーダーとなることのできる知識と問題解決能力を持ち、良好な対人関係を維持できる人材を地域に送り出す。これは教育機関として重要な社会貢献活動である。さらに本事業では、春日井市の課題克服のための解決策を中部大学が軸となって展開し、現代社会の最重要課題である高齢化社会の以下の課題解決に挑戦する。 ⑤「高齢者と学生の交流、高齢者宅へのLearning Home Stay(LHS)」 高齢世帯や独居高齢者の見守りや生活支援を目的に若者による高齢者との交流や同居活動を進める。 ⑥「シニア大学(中部大学アクティブアゲインカレッジ:CAAC)」 高齢者の健康づくりや再雇用のための技術資格取得を目的に実践教育を行う。 その他、③「コミュニティ情報ネットワーク事業」、④「生活・住環境を考えるまちづくり事業」でも研究活動を通して地域社会を安全・安心で便利なものとしていくことで地域社会に貢献していく。 (1)-2 目標 昨年度で文部科学省補助金事業は終了したが、前項の目的を達成するため、今年度の目標を以下のように設定した。 Ⅰ.全体 ① COC推進委員会委員とワーキンググループの統合・再編 各事業活動リーダー・副リーダーおよび各学部代表委員からなるCOC推進委員会の機能を維持し、活動内容に応じてワーキンググループを一部、統合・再編し(実施体制・メンバー表参照)、本事業全体の推進にあたる。 ②地域創成メディエーターの育成 平成27年度までの立ち上げ期間から、H28以降、具体的アクションプランを実施し、今年度も引き続き地域創成メディエーターの輩出を図る。 ③内部評価委員会の開催 学長を委員長とする学部長・研究科長会のメンバーに春日井市をオブザーバーに加えて内部評価委員会を開催し、事業活動の報告とそれに基づいて評価を受ける。 Ⅱ.教育 教育活動としては地域連携教育の推進と報酬型インターンシップの確立を目指す。 ①地域連携教育改革を実施し、教育システムの構築 1)地域共生実践を春学期3講義・秋学期5講義、並列開講の運営。担当教員・協力者の勧誘と増員。 2)地域創成メディエーターへの導き。 3)地域創成メディエーター学生発表会(+エクスプレッション)を開催し、地域創 1 概要-7-

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