平成29年度成果報告書
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平成29年度 地域志向教育研究経費 成果報告書 活動項目 ④生活・住環境を考えるまちづくり フリガナ 氏 名 ミヤタ シゲル 宮 田 茂 所属・職名 応用生物学部 食品栄養科学科・准教授 活動課題 地域住民の健康増進を目指した実践的食育活動 活動組織 (分担者は本学の専任教員(助手を含む常勤の専任教員),協力者はそれ以外。) フリガナ 氏 名 代表者及び分担者 所属・職名 現在の専門 学 位 役割分担 ミヤタ シゲル 宮田 茂 代表者 食品栄養科学科・ 准教授 微生物学 博士(医学) 博士(農学) 教育研究の総括、学生教育活動の企画・運営 ヤノ チナミ 矢野 智奈美 分担者 食品栄養科学科・ 助手 生化学 学士(食物栄養学) 管理栄養士 学生教育活動の運営 活動経過と成果 【目的】 年齢に関係なく、食と健康には密接な関わりがあるが、実際には何らかの疾病を発症するまで、食に関して科学的に考えることはあまりない。そこで、春日井市を含む地域住民に対して実際に啓発活動を行い、活動を通じて食に対する心構えや栄養に関する専門知識、伝統的な食文化、安全管理等総合的な知識を有し活用できる人材の育成を目指した。さらに、単なる料理教育ではなく、地域住民一人一人が生涯を通じた健全な食生活の実現と健康の確保等が図れるように、自らの食について考える習慣や食に関する様々な知識と食を選択する判断力を楽しく身に付けさせるための啓発を行うことができる人材の育成を目指した。そのために通常の教育課程では実施できない以下の活動を行った。 【活動内容】 すべての活動は学部学生が主体となり、それを大学院生や教員がサポートした(学部学生5名、大学院生3名)。栄養学や食文化、食品衛生等については、関連講義で学習したが、啓発活動を行ううえで、不足する専門知識や手技を主体的に学ばせ、それらを有機的に関連付けることで、相手の理解度に応じた説得力のあるコミュニケーション能力を獲得させた。 (1)オープンキャンパス オープンキャンパスにて別ブースを設け、食品サンプルを展示し、主に高校生に対してそれらの食品に含まれる栄養成分や機能成分について解説した。また、食育に関する意識の向上をはかるため、それらの食品サンプルから普段の食事や理想とする食事をお盆にとってもらい、SATシステムを用いて食事バランスについて栄養指導を行った。健康救急フェスティバルのプレイベントとしての位置づけで始めての活動だったが、対象者の年齢が近いこともあり、率直な意見をもらうことができ、改善点を見出すことができた。 2 活動報告-87-

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