平成29年度成果報告書
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平成29年度 地域志向教育研究経費 成果報告書 活動項目 ④生活・住環境を考えるまちづくり フリガナ 氏 名 オバナ タカシ 尾鼻 崇 所属・職名 人文学部 コミュニケーション学科・専任講師 活動課題 春日井市における音環境のフィールドレコーディングとメディアデザイン教育のための実践的活動 活動組織 (分担者は本学の専任教員(助手を含む常勤の専任教員),協力者はそれ以外。) フリガナ 氏 名 代表者及び分担者 所属・職名 現在の専門 学 位 役割分担 尾鼻オバナ 崇タカシ 代表者 コミュニケーション学科・専任講師 ゲームスタディーズ、デジタル・ヒューマニティーズ 博士 (学術) 研究代表者 活動経過と成果 本年度の教育研究活動は、前年度に実施した「春日井地域の音風景調査とサウンドデザインに関する教育研究」の発展的活動として行った。春日井市は近年、JR勝川・春日井駅を中心に集中的に集合住宅が開発され、環境の変化が著しくなってきている。そこで本教育研究活動では、春日井駅・勝川駅・高蔵寺駅周辺を対象としたサウンドスケープ・プロジェクトを組織し、フィールドレコーディングやサウンドマップ制作、そしてサウンドスケープデザインを実施することで、地域の課題発見やまちづくりを実践的に行った。 加えて、本活動は、上記を実践的に行うことで、地域との「共育」による主体的かつ行動力に富んだ人材育成を目指すものであり、聴覚による認識の重要性に気づかせるための実践的教育研究でもある。本プロジェクトの活動を通じて、バリアフリーの概念を学び、地域の音環境の整備に貢献することで、プロジェクト参加学生を含む9名が「地域創成メディエーター」の資格を授与された。活動経過は以下の通りである。 ・2017年8月8日 活動ミーティングおよび勉強会。(大学内)(尾鼻対応)【参加学生10名】 ・2017年8月18日 サウンドスケープ調査。(大学内)(尾鼻対応)【参加学生5名】 ・2017年9月7日 サウンドスケープ調査。(高蔵寺ニュータウン周辺)(尾鼻対応)【参加学生5名】 ・2017年9月8日 サウンドスケープ調査。(高蔵寺ニュータウン)(尾鼻対応)【参加学生6名】 ・2017年10月17日 活動ミーティングおよび勉強会。(大学内)(尾鼻対応)【参加学生10名】 ・2017年10月18日 サウンドスケープ調査。(大学内)(尾鼻対応)【参加学生6名】 ・2017年10月19日 サウンドスケープ調査。(大学内)(尾鼻対応)【参加学生5名】 ・2017年11月8日 音情報バリアフリー調査。(大学内)(尾鼻対応)【参加学生8名】 ・2017年11月27日 活動ミーティングおよび勉強会。(大学内)(尾鼻対応)【参加学生10名】 活動成果の公表 本研究課題の活動成果の公表については、2018年8月に行われる日本デジタルゲーム学会2017年度夏季研究大会において、その全容を報告する。また、本プロジェクトが作成した音環境ムービーは、権利関係の範囲内でウェブ上にて公開し、また「中部大学サウンドスケープCD」を広く配布する予定である。 さらに2018年度発刊予定の『中部大学教育研究』に本プロジェクトの成果を踏まえた研究論文を投稿する。また、本研究プロジェクトに関わった学部生9名は、地域創成メディエーターの資格を授与されるという形で、本研究課題の成果の公表に貢献した。 2 活動報告-86-

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