平成29年度成果報告書
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平成29年度 地域志向教育研究経費 成果報告書 活動項目 ④生活・住環境を考えるまちづくり フリガナ 氏 名 ユクモト マサオ 行本 正雄 所属・職名 工学部 機械工学科 教授 活動課題 春日井市における廃食油回収とBDF製造・利用の地域循環システムの構築 活動組織 (分担者は本学の専任教員(助手を含む常勤の専任教員),協力者はそれ以外。) フリガナ 氏 名 代表者及び分担者 所属・職名 現在の専門 学 位 役割分担 ユクモト マサオ 行本 正雄 ナミオカトモアキ 波岡 知昭 タケジマ キヨシ 竹島 喜芳 代表者 分担者 分担者 機械工学科・教授 機械工学科・准教授 国際GISセンター・准教授 熱工学 燃料化学 地球システム学 博士(工学) 博士(工学) 修士(農学) 取りまとめ BDF製造と分析 GIS解析 活動経過と成果 1.春日井市の廃食油回収 ・廃食油回収の現状調査 昨年度からの調査により、味美ふれあいセンター地域での回収率が最も高く、市民の環境意識も高いこと が判明している。春日井市役所職員や市議会議員、市民の方から味美ふれあいセンター付近の特徴につい てお話を伺った。その結果、地域独自の催しが定期的に行われており、地域住民の結びつきが強く、廃食 油回収に関して認知度が高かった。 2.BDFの利用 ・小型ディーゼル発電機への利用 小型ディーゼル発電機の燃料として、本研究により精製されたBDFを使用し、燃焼実験を行い、排気ガス を測定した。正常運転を確認し、燃費と排気ガスのPMとCO濃度を昨年度と比較し遜色ない結果を得た。 活動成果の公表 ・2017年7月12日(水)の第27回環境工学総合シンポジウム2017にて、BDFとBDFの混合燃料を用いた小型発電機実験と題し、口頭発表を行った。 ・2017年8月2日(水)の第26回日本エネルギー学会大会にて、BDFとBDFの混合燃料を用いた小型発電機実験と題し、ポスター発表を行った。 ・2017年8月9日(水)~10日(木)の中部大学オープンキャンパスにて、「使用済み燃料が燃料に変わるまで!」というテーマで来場者に春日井市との取り組みを紹介した。 ・2018年2月6日(火)の平成29年度大学院工学研究科創造エネルギー理工学専攻修士論文公聴会にて、廃食油及び廃プラスチックを原料とする燃料化技術と題し、発表を行った。 ・Journal of the Japan Institute of Energyにて「Scale-up and Energy Consumption of Bubble Stripper for Residual Methanol Removal from Crude Biodiesel Fuel」と題した論文が掲載された。(96巻,p.430-435) 2 活動報告-80-

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