平成29年度成果報告書
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3.春日井市での運動実施率向上への取り組み実践③ 毎年1月に開催されている新春春日井マラソンには、約9,000人の方が参加している。以前まで救護班の設置なく開催されていたが、2014年より主催者である春日井市スポーツ・ふれあい財団と連携し、AEDと救急バッグを持ったコース上での救護を行っている。学生達は事前に学内での救命講習を受講し、準備を行った。 今年度は春日井市の消防署、春日井市民病院所属の救急救命士の方にもボランティアで参加して頂き、現場での学生への直接の指示や対応を指導して頂くこともできた。また、大会運営についての課題抽出等をおこない、主催者側へ報告を行った。子どもから高齢者、家族で一緒に走るなど、毎年多くの方が参加されている春日井マラソンを、今後も安全・安心な大会として市民の方々にも多く参加して頂けるように、学生がサポートするこの活動を今後も継続できればと思う。 活動成果の公表 本活動を通しての成果は、各実践的な活動を通して、参加して頂いた方々の運動実施率向上の一助となることであり、大いに達成されたと考えられる。また、春日井市の方々に中部大学と運動の関わりについて知って頂く機会にもなっていることである。 学生達にとっての大きな成果は、正課外での体験から健康運動の実施率向上のためには、どのような知識が必要なのか、準備の大切さからコミュニケーションに関することまで、正課内で学んでいることの重要性を再認識したことである。なお、本活動課題を通して、中部大学の認定資格である『地域創成メディエーター』の資格取得を目指す学生3名を輩出した。活動を通して、動くことと学ぶことのバランスや、それぞれの重要性を再認識し、資格取得を目指した。3名共に3年生であり、就職活動が始まるというこの機会に、卒業後のキャリア支援としても大きな価値のある活動であったと考えられる。なお、これらの活動の一部は、大学HPのFacebookなどでも公表している。 2 活動報告-76-

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