平成29年度成果報告書
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平成29年度 地域志向教育研究経費 成果報告書 活動項目 ①地域連携教育改革・教育システムの構築 フリガナ 氏 名 ニシガキ ケイタ 西垣 景太 所属・職名 生命健康科学部 スポーツ保健医療学科・講師 活動課題 春日井市の運動実施率向上を目指した学生達の取り組み 活動組織 (分担者は本学の専任教員(助手を含む常勤の専任教員),協力者はそれ以外。) フリガナ 氏 名 代表者及び分担者 所属・職名 現在の専門 学 位 役割分担 ニシガキ ケイタ 西垣 景太 サカイ トシロウ 酒井 俊郎 代表者 分担者 スポーツ保健医療学科・講師 スポーツ保健医療学科・教授 スポーツ心理学 発育発達 博士 (心理学) 博士 (学術) 学生指導、教室の開催や指導 学生指導、 活動経過と成果 本活動は、スポーツ庁が掲げている第2期スポーツ基本計画の中の、「する」「みる」「ささえる」のスポーツ参画人口の拡大について、活動を行ったものである。具体的には、スポーツ実施率を42%から65%への引き上げ、学校施設のオープンスペースの有効活用などが挙げられている。 本課題の目的は、春日井市内在住ならびに在勤者の運動実施率の向上をめざし、教員と学生が企画、運営し運動の機会を構築することによって、大学の地域貢献活動の1つとすることであった。 1.春日井市での運動実施率向上への取り組み実践① 春学期、秋学期それぞれで、中部大学在勤の教職員を対象とした週1回90分の運動教室を開催した。春は全10回で参加申込者が20名、秋は全11回で参加申込者が24名であった。仕事や家庭の都合によって、短時間の参加の方なども見られたが、教室前の運動実施率がほとんどなかった方達が、仕事帰りに運動を行って帰るという機会を作ることができている。 また、指導に参加した11名の学生達は、教員指導のもと安全で楽しめる運動内容を計画し、参加者の方への指導も行ってきた。今まで自分達が経験してきたようなスポーツとは異なり、健康のための運動とは何か、配慮すべき点は何かということを、実体験を通してさらに学び、正課内の学びの重要性を再認識する機会にもなっている。 2.春日井市での運動実施率向上への取り組み実践② 中部大学のエクステンションセンター主催のジュニアセミナーで、春日井市在住の子ども達を中心とした運動教室を開催した。週1回の教室を全3回と少ない回数ではあるが、20名の低学年の子ども達に色々な運動遊びを体験してもらった。保護者達も実施場所の横で見学し、普段運動している様子を見ていない保護者の方や運動に関心のなかった保護者にも、運動のコツなどを資料で紹介し、家庭でもできる運動遊びなどを見てもらった。参加者の感想でも、家庭でもできそうという意見が多く、家族での運動実施率向上につながっていくことが期待できる活動となった。 12名の学生達が、発達段階に応じた運動指導のプログラムを検討し、指導の補助を行った。小学生と接しながら、こども達と楽しそうに体を動かしていた。 2 活動報告-75-

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