平成29年度成果報告書
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5)細菌検査 瓶販売をするソースは、常温販売になるため、細菌検査を食品分析センターに依頼し、一般細菌数(生菌数)は300以下/g、大腸菌、黄色ブドウ球菌は陰性であることを確認した。 6)お弁当の販売(12月16.17日)(活動成果の公表参照) 昨年度に継続して、地域の特産物を活用した栄養を考えた お弁当の販売を行った。 7)ソースの瓶販売(3月3.4日)(活動成果の公表参照) 本年度からあらたに地域の特産物を活用し、栄養を考えた 加工食品として、料理に活用できるソースの販売を行う。 2.成果 学生は実際にマーケットで消費者に対し、自分達が行ってきた活動内容を紹介することで、社会とのコミュニケーション力を少しでも修得することができたと考える。これらの一環した活動が今後の自信につながっていくことが期待できる。継続した活動により地域との繋がりが強くなったことを感じた。 活動成果の公表 1.お弁当の企画および販売 1)お弁当販売(12月16.17日) 6名の学生が季節、春日井市産、栄養の視点から考え、試作を何度も行い、製造についてはJA尾張中央、製造についてはやおとうふ工房いしかわと数回にわたる打ち合わせ、試作を繰り返し、提案したお弁当のレシピにそったお弁当の販売を実施した。主菜を魚と肉の2種類とし、それぞれ40食ずつ、1日80食を販売した。これは昨年に比べ倍の数であるが、10時からの販売で、12時には完売した。 2)コンセプトのチラシ作製 販売時には学生がお弁当のコンセプトを紹介し、消費者とのコミュニケーションを図ることができた。この時のコンセプトの紹介は「免疫力アップ弁当」として冬の風邪予防に必要な栄養素の説明とお弁当の献立の作り方(レシピ)と栄養価を記載したチラシを作製し、実施した。 3)アンケート実施 購入者を対象にアンケートを実施した結果、「どんなところに魅力を感じてご購入されましたか」という設問に対して、「地元の大学生がメニューを考案したこと」が最も多く、今後の購買意欲は「買いたい」「改善があれば買いたい」という回答が大半であった。また、自由記載には「管理栄養士として高い志をもって、頑張ってください」という励ましも多く見られた。 2.ソースの企画および販売 1)ソース販売(3月3.4日) 若い人に産地直売所を利用してもらうために、若い人に使ってもらえそうなソースを企画した。地域の特産物であるほうれんそうとにんじんをベースにしたソースで、若い人が不足しているカルシウムやビタミン類を料理に少しかけるだけで補うことができる栄養を考えたソースを企画した。栄養だけでなく、いろいろな料理に合い、おいしいソースを作製するために何度も試作を繰り返し、業者(桃花亭)と試作会において意見交換を行い、販売を実施する。 2)コンセプトのチラシ・瓶のデザイン作製 販売時には4名の学生がソースのコンセプトを紹介し、消費者とのコミュニケーションを図る。この時のコンセプトは説明資料としてチラシを作製し、瓶のデザインも行っている。 以上のように春日井市での活動については、ファーマーズマーケットで学生が考えた活性化に向けての提案を実践することができ、学生が社会で活動をしている姿が多くの目に触れていただける機会となった。これらの活動は数社の新聞においても紹介されるとともに、ケーブルテレビでも放映(1月16日)され、紹介された。また、購買者の小学生から励ましの手紙(管理栄養士を目指して頑張ってください)が、店舗の方にも届き、販売が終わった時には、達成感からか、涙する学生も見られた。 2 活動報告-72-

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