平成29年度成果報告書
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平成29年度 地域志向教育研究経費 成果報告書 活動項目 ①地域連携教育改革・教育システムの構築 フリガナ 氏 名 ウエノ カオル 上野 薫 所属・職名 応用生物学部 環境生物科学科・准教授 活動課題 新・森の健康診断 活動組織 (分担者は本学の専任教員(助手を含む常勤の専任教員),協力者はそれ以外。) フリガナ 氏 名 代表者及び分担者 所属・職名 現在の専門 学 位 役割分担 ウエノカオル 上野薫 代表者 環境生物科学科・准教授 土壌圏管理学・ 保全生態学 博士(学術) 活動経過と成果 今年で3回目となった新・森の健康診断。本年度は人工林問題と関係の深い、里でのイノシシ問題を取り上げ、サブタイトルを「五感で知る恵那の問題と魅力~里のイノシシ問題解決に向けて~」として恵那研修センターを拠点として1泊2日で実施した。参加者は、環境生物科学科4年生が12名、3年生が9名、スポーツ保健学科3年生が2名、日本語日本文化学科2年生が1名、都市建設工学科が4名、地域の森の健康診断事務局長が1名、本学引率者が1名、卒業生1名の計31名の参加であった。そのうち、本年度のメディエーター候補者が9名、昨年度メディエーター認定者が3名であった。 中部大学恵那研修センター周辺でのイノシシの被害状況を実際に歩いて体感し、その背景の一つとなっている人工林の現状についても簡単に調査し、さらに駆除等で活躍している地元の猟友会会長や恵那市林務課の担当者から現状を語ってもらった。これらのフィールドワークの後、イノシシ問題の解決に向けた提案を1泊2日のグループワークで行い、翌日班ごとに発表を行った。現地で生の状況を把握し、自ら問題を捉え、地域での問題に対する理解の際に重要な視点や解決法の探求法、グループワークの手法を身につけ、地域で活躍するための資質を磨いた。 2 活動報告-69-

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