平成29年度成果報告書
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[2期生学習成果発表会] [2期生修了式] [CAAC活動報告会] [同報告会] 4.補足 シニア大学開設の目的は、シニアが健康で生産性のある社会の一員として生涯現役生活を送ることができるように再学習の場を提供することと、シニアのこれまでの経験や知識、技術を直接的、間接的に学生に伝授していただく機会・場所を創造することである。 シニア大学は開学以来、入学者延べ59名、修了者延べ24名、在校生33名となった。徐々に知名度も向上しているように思われる。CAAC修了者は再雇用により就職を果たした方、NPO法人を設立し地域貢献活動を行っている方、ボランティア活動を行っている方など新たな生きがいを見出し多方面で活躍中である。シニア大学開設の目的の一部は達成されつつあるように思われる。今後、本学学生とのさらなる共学・共育を推進させる仕掛け作りも検討段階に入り実践に移していきたい。 CAAC受講生募集方法は検討が必要であるが、上記11月に開催したCAAC活動報告会には多くの方が来場された(写真参照)。受講生と地域在住シニアが直接触れ合い、CAACの取り組みを目で見て、肌で感じていただけるこの会は募集形態の一つとして今後定着させたい。 CAACの運営には本学が有する有形、無形の資源を活用することが必要であるが、これからも様々な部署、研究室のお世話になることが多い。この場を借りて関係各部署、各位に引き続きのご協力とこれまでのご助力に深くお礼を申し上げたい。 最後に、昨年12月、安倍首相は総理大臣官邸で第4回となる人生100年時代構想会議を開催したそうである(www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/201712/19jinsei100.html 閲覧日:平成30年2月7日)。会議での総理の発言に「生産性革命と人づくり革命を車の両輪として、少子高齢化という最大の壁に立ち向かい…後略。」とある。今後もCAACはこの考えの先駆者としてCOCの目的でもある「地(知)の拠点」、すなわち地域に開かれた大学の事業の一環として活動を展開していきたい。 2 活動報告-60-

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