平成29年度成果報告書
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平成29年度 地域志向教育研究経費 成果報告書 活動項目 ⑥シニア大学Chubu University Active Again College(CAAC) フリガナ 氏 名 堀田ホッタ 典生ノリオ 所属・職名 生命健康科学部 スポーツ保健医療学科・准教授 活動課題 健康・体力づくりを推進する地域高齢者リーダーの育成は可能か 活動組織 (分担者は本学の専任教員(助手を含む常勤の専任教員),協力者はそれ以外。 フリガナ 氏 名 代表者及び分担者 所属・職名 現在の専門 学 位 役割分担 堀田ホッタ 典生ノリオ 對馬ツシマ 明アキラ 代表者 分担者 スポーツ保健医療学科・准教授 理学療法学科・教授 運動生理学 理学療法学 博士(医学) 博士(生体情報) 研究全般 CAAC受講生対応 活動経過と成果 目的 健康寿命と寿命間には約10年間あり、その10年間での医療費支払いが一生の7割以上を占めている今日では、健康寿命の延伸が本国の大きな課題である。運動は、身体的フレイル(ロコモティブシンドロームやサルコペニアといった身体的弱化)のみならず、社会的フレイル(社会的なつながりの減弱)の予防改善に貢献し得る。しかし、運動教室などを官民が協働あるいは個別に開催したとしても、すべての高齢者をカバーできない。また、運動指導の人的資源は足りない。超高齢化社会に向けて、高齢者による高齢者への運動指導の実施が求められている。 そこで本研究の目的は、CAAC健康増進実習において、参加者が運動を指導する経験を積むことにより、地域の健康運動のリーダー育成ができるか検討することを目的とし、以下の点について学生に学びの機会を与えることにした。 1) 本学学生には、地域リーダーの養成(運動指導の仕方を指導する)に従事させることでキャリアに結び付けさせる、2) 高齢者による高齢者への運動指導の場を見せることにより、超高齢社会を持続させるための一つのモデルを学ばせるよう努めた。 計画・方法 生命健康科学部の学生を対象にした。 CAACの1年次共通科目“健康増進実習”を利用し、半年から1年の期間にて高齢者と共に実習を受け、さらに指導や身体測定結果の管理およびそのフィードバック(プレゼンテーション)に関わった。受講者が、運動指導ができるようになるような授業構成とした。授業の最後に、学生と受講高齢者双方にアンケートを実施し、この取り組みが両者(学生-受講者)にどのような効果があるのか調査した。堀田(代表者)が研究全般を担当し、對馬(分担者)がCAACワーキンググループ委員長としてCAAC受講者の対応をした。 2 活動報告-95-

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