平成29年度成果報告書
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平成29年度 地域志向教育研究経費 成果報告書 活動項目 ⑤高齢者と学生の交流、高齢者宅へのLearning Home Stay(LHS) フリガナ 氏 名 ノダ アキコ 野田 明子 所属・職名 臨床検査技術教育・実習センター・教授 活動課題 多職種連携による認知症予防のための睡眠・血圧管理に関する教育 活動組織 (分担者は本学の専任教員(助手を含む常勤の専任教員),協力者はそれ以外。) フリガナ 氏 名 代表者及び分担者 所属・職名 現在の専門 学 位 役割分担 野田ノダ 明子アキコ 堀ホリ 文子フミコ 矢澤ヤザワ 浩ヒロ成ナリ 長島ナガシマ 万マ弓ユミ 戸田トダ 香カオル 代表者 分担者 分担者 分担者 分担者 臨床検査技術教育実習センター・教授 作業療法学科・准教授 医療技術実習センター・講師 食品栄養科学科・教授 理学療法学科・教授 循環病態学・ 睡眠医学 基礎看護学 運動学・理学療法評価学 栄養教育学 地域リハビリテーション学 医学博士 修士(看護学) 修士 博士(生活科学) 医学博士 研究総括、生活習慣指導、学生指導 広報活動 運動指導 食事指導 学生指導・広報活動 活動経過と成果 超高齢化社会において認知症は増加することが予想されている。睡眠不足・不眠・睡眠呼吸障害は心血管病の危険因子である。生活習慣病および認知症の予防に際し、従来、地域住民に食事・運動療法が実施されているが、睡眠不足・不眠はそれらの効果を抑制する。血圧管理において、家庭血圧測定の意義が高いことが明らかにされているが、高齢者の高血圧管理は未だ不十分である。食事・運動指導に加え、睡眠指導・血圧管理を地域在宅訪問で促進することは認知症の予防に貢献できると考えられる。本教育研究活動では、多職種連携による健康教室・在宅訪問を実施し、学生に対して、地域住民の疾病予防・健康増進へのアプローチを学ばせることを目的とした。 参加学生は16名であり、臨床検査の知識を深め、臨床検査技術を習得し、体力測定会および健康教室で高齢者の健康増進活動を行った。本研究は倫理委員会の承認後、対象者に同意を得て実施した。地域高齢者49名を対象とし、体力測定会では、超音波検査、血圧測定、尿検査および体力評価などを実施し、その後の相談に応じ、健康教室では、臨床検査を用い睡眠衛生・血圧指導による認知症予防効果を検討した。睡眠衛生・血圧指導により、動脈硬化、血圧または認知機能に改善が認められた。学生は、体力測定会、健康教室および睡眠衛生・血圧指導の経験を通して、多職種連携による地域健康増進活動の重要性を理解し、医療関連従事者に必要な知識・技術およびコミュニケーション能力を向上した。 活動成果の公表 参加学生の5名が地域創成メディエ―ター学生発表会において報告した。また、成果の一部を2017年度生命健康科学部生命医科学科第2回卒業研究発表会において報告した。現在、関連の学会誌への投稿準備を進めている。 2 活動報告野ノダ田 明アキコ子代表者臨床検査技術教育実習センター・教授循環病態学・睡眠医学医学博士研究総括、生活習慣指導、学生指導堀ホリ 文フミコ子分担者作業療法学科・准教授基礎看護学修士(看護学)広報活動矢ヤザワ澤 浩ヒロ成ナリ分担者医療技術実習センター・講師運動学・理学療法評価学修士運動指導長ナガシマ島 万マ弓ユミ分担者食品栄養科学科・教授栄養教育学博士(生活科学)食事指導戸トダ田 香カオル 分担者理学療法学科・教授地域リハビリテーション学医学博士学生指導・広報活動-92-

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