平成29年度成果報告書
102/112

⑥10月10,11日 継続支援研究開始 第1回目面談 対象者・・・世代間交流会に参加してくださった12名のシニアのうち4名と LHVで訪れたシニア4名のうちの1名 計5名から研究への同意を得ることができた ・研究の内容および今後の流れについて説明 ・アンケート調査 ・食事記録票の説明と配付 ・食事記録の写真撮影に関する確認(データ送信の可否等) ⑦10月24,25日 第2回目面談 ・体重測定、血圧測定、抗酸化力・酸化ストレス度測定、アンケート調査等 ・食事記録票(ゴマ摂取前3日分)の確認 ・摂取用ゴマ(1日10g、1か月分)と野菜ジュースの提供 ・次回面談時までにしていただくことの説明 ⑧11月21,24,25,28日 第3回目面談 ・体重測定、血圧測定、抗酸化力・酸化ストレス度測定、アンケート調査等 ・食事記録票(ゴマ摂取中3日分)の確認 ・第2回面談時の食事調査結果の説明 ・次回面談時までにしていただくことの説明 ⑩12月20日 第4回目面談 ・体重測定、血圧測定、抗酸化力・酸化ストレス度測定、アンケート調査等 ・食事記録票(ゴマ摂取後3日分)の確認 ・第3回面談時の食事調査結果の説明 ⑪1月中旬 最終結果の通知およびアンケート調査の実施(郵送) <成果> 5名の対象者は抗酸化能を有するゴマと野菜ジュースを1か月間継続的に摂取することで、抗酸化力の向上傾向が認められた。また食事調査に基づく学生からの継続支援により、食事内容に改善が見られる対象者もあった。栄養教育実践に取り組んだ学生は、栄養教育の企画、実施、評価を行い、卒業研究としてまとめることができた。そして継続支援の内容がすぐに効果を発揮できるものと出来ないものに気付き、特に減塩などはその時々の食事内容に左右されるため、食生活改善の難しさを学ぶことができた。また対象者との面談は、管理栄養士としてのコミュニケーション技術の必要性を実感させ、特に高齢者とのコミュニケーションの注意点、声の大きさ、使用する言葉、話す速度などを気付かせるのに効果があった。 活動成果の公表 2018年10月27日(土)に開催される第33回日本ゴマ科学会大会において、今回の結果を含めてゴマを利用した栄養教育実践と継続支援について報告する予定である。また関連学会誌や紀要などに投稿できるようまとめる予定である。 2 活動報告-90-

元のページ  ../index.html#102

このブックを見る