平成29年度成果報告書
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発展的に教育し、地域社会再構築のために必要な実践的人材を育成するための教育改革を目的とする。さらに最終的に中部大学が認定する“あてになる人間=『地域創成メディエーター』”の育成を目的とする。 ②「報酬型インターンシップ(就業体験)」 春日井商工会議所と連携協定を締結し、単なる就労ではなく、人材育成プログラムとして意識的に学生を教育する報酬型インターンシップ型の就労システムを構築する。 さらに③「コミュニティ情報ネットワーク」事業、④「生活・住環境を考えるまちづくり」事業でも学生を研究活動に参加させることで、地域の課題を解決していく能力の育成にも資することが目的ともなっている。⑤「高齢者と学生の交流、高齢者宅へのLearning Home Stay(LHS)」、⑥「シニア大学(Chubu University Active Again College : CAAC)」、⑦「高蔵寺ニュータウンのキャンパスタウン化」といった地域貢献活動においても学生を社会貢献の実践に参加させ、高齢者と交流させることで、高齢化社会の地域課題を理解し、積極的に課題解決策を考える能力を涵養することも目的としている。 Ⅲ.研究上の目的 地域活性化の課題研究として以下の研究の推進を目的とする。 ③「コミュニティ情報ネットワーク事業」 地域住民に役立つコミュニティ情報ネットワークを構築し、地域がIT化により豊かで便利な地域として発展するための情報システムの開発研究を進める。 ④「生活・住環境を考えるまちづくり」 春日井市のまちづくりの課題解決に協働し、地域の住民が安心して快適な生活を送れるようになることを目的に社会基盤の整備、地域環境の改善に関する開発研究を行う。 その他社会貢献活動関連研究 「高齢者-学生交流・LHS」事業や「シニア大学」の開設などの社会貢献に関連しながら、地域の課題をさまざまな観点から調査研究し、地域活性化と高齢者の支援の手段を見いだしていくことを目的とした研究活動も並行して行う。 Ⅳ.社会貢献上の目的 改革の成果を春日井を中心とした地域に還元し、地域の再生・活性化を支援するため、以下の地域社会貢献を目的とする。 ①「地域連携教育改革・教育システムの構築」 地域に役立つ人材を教育機関として養成し地域に送り出すことで社会に貢献する。地域の課題を現実的に理解し、解決のために行動を起こすことができる“あてになる人材”を養成する。そして地域のコミュニティ活動の中心人物であり、リーダーとなることのできる知識と問題解決能力を持ち、良好な対人関係を維持できる人材を地域に送り出す。これは教育機関として重要な社会貢献活動である。さらに本事業では、春日井市の課題克服のための解決策を中部大学が軸となって展開し、現代社会の最重要課題である高齢化社会の以下の課題解決に挑戦する。 1 概要-6-

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