平成28年度成果報告書
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1 平成28年度 地域志向教育研究経費 成果報告書 活動項目 ⑥シニア大学Chubu University Active Again College(CAAC) フリガナ 氏 名 堀田ホッタ 典生ノリオ 所属・職名 生命健康科学部 スポーツ保健医療学科・准教授 活動課題 フィットネスクラブを模擬した健康増進実習の運営、ポートフォリオを活用した自習、地域の健康運動リーダーを意識させる運動指導は、学生自身とCAAC実習受講生にどのような影響を及ぼすか 活動組織 (分担者は本学の専任教員(助手を含む常勤の専任教員),協力者はそれ以外。 フリガナ 氏 名 代表者及び分担者 所属・職名 現在の専門 学 位 役割分担 堀田ホッタ 典生ノリオ 對馬ツシマ 明アキラ 代表者 分担者 スポーツ保健医療科・准教授 理学療法学科・教授 運動生理学 理学療法学 博士(医学) 博士(生体情報) 研究全般 CAAC受講生対応 活動経過と成果 目的 私たちはこれまでに、本事業における科学的根拠に基づく身体活動の実践は、学生と受講者(高齢者)双方の共育と共学につながり、学生のキャリア形成の助力となることを明らかにした。それは、プロの講師から共に学ぶという形式により成立した。次に、受講者に対して、運動の効果測定の結果を学生がプレゼンテーションしたり、学生が講師となり運動指導を実施したりすることは共育と共学を強化することが分かったが、学生のさらなるキャリア形成の助力には結びつかないことも分かった。 今回は、1) 健康増進実習という授業の運営に関しフィットネスクラブを模擬して行うことがキャリア形成に結びつくか、2) 2-3年生の学生に対しては、ポートフォリオによる自主学習がキャリア形成に結びつくか、また、3) 受講者に対しては、地域で指導できるように具体的に指導練習をさせることにより地域のリーダーとしての自覚をもつことにつながるのか検討することを目的とした。 計画・方法 1)生命健康科学部の学生を対象にした。その理由は、生命健康科学部が、医学の基礎と生命科学技術(科学的根拠)を基盤に人々の健康に貢献することを第一に掲げている学部だからであった。 2) CAACの1年次共通科目“健康増進実習”を利用し、半年間、高齢者と共に実習を受け、さらに指導や身体測定結果の管理およびそのフィードバック(プレゼンテーションを含む)に関わった。3)フィットネスクラブを想定して、店長や社員などの役割を各自に与えた。4) ポートフォリオの説明を学生にして、課題を各自に与えた。5) 受講者に対しては、運動指導ができるようになるような授業構成とした。6) 授業の最後に、学生と受講高齢者双方にアンケートを実施し、この取り組みが両者にどのような効果があるのか調査した。 堀田(代表者)が研究全般を担当し、對馬(分担者)がCAAC受講者の対応を行った。 2 活動報告-85-

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