平成28年度成果報告書
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2①身近な細菌をみてみよう!発酵食品に関する調査研究のうち、乳酸菌飲料とヨーグルトを中心題材として選び地域住民に啓発活動を行った。純粋培養した大腸菌とブドウ球菌の1種及び3種類の乳酸菌飲料やヨーグルト内の細菌を観察し、所謂「善玉菌」と「悪玉菌」の違いについて解説した。また、健康づくりに役立ててもらうために、食中毒予防の注意点等や乳酸菌の性質、一般的なプロバイオティクスとプレバイオティクスについて解説した。(地域住民の参加者数215人) ②脳機能と食品—その関係は?食品の栄養機能に関する調査研究のうち、脳機能と食品の関係について啓発活動を行った。親子で参加できるように食品サンプルを展示し、実際にどのような機能性成分が含まれているか解説した。さらに、食育に関する意識の向上をはかるため、それらの食品に含まれる栄養成分についてパソコンを使ったクイズを行った。クイズには何度でも挑戦できるようにし、適時解説を加えることにより地域住民の興味を惹起した。(地域住民の参加者数229人) 【成果】 (1)発芽玄米から豆乳凝固活性のある5種類の菌を分離し同定し、作製した豆乳ヨーグルトを利用した新規メニューを開発した。(2)学部学生が主体となり調査研究を行うことで、学習意欲の向上に寄与した。また、大学院生が学部生の研究指導を行うことで、大学院生の資質向上にも寄与した。調査内容を春日井市民にわかりやすく説明したことにより、知識の向上の必要性を痛感させ、コミュニケーション能力の養成につながった。 これらの活動の結果、地域創成メディエーター資格を7人が取得した。 活動成果の公表 活動成果の公表はすべて大学院生を含む参加学生が行った。 2016年9月4日 春日井市2016健康救急フェスティバルにてブースを設置し春日井市民に対して学習内容を発表した。 2016年11月15日, 25日 2回に分けて学内にて中間報告会を行った。 2016年12月7日 第3回 地域創成メディエーター学生発表会にてポスター発表を行った。 2017年3月(予定) 総括として最終報告会を行う予定である。 2 活動報告-84-

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