平成28年度成果報告書
93/128

1平成28年度 地域志向教育研究経費 成果報告書 活動項目 ⑤高齢者と学生の交流、高齢者宅へのLearning Home Stay(LHS)フリガナ氏 名 カワムラ モリオ河村 守雄所属・職名 生命健康科学部理学療法学科・教授 活動課題 地域市民に向けた三位一体型腰痛再発予防運動の展開とその効果検証 活動組織 (分担者は本学の専任教員(助手を含む常勤の専任教員),協力者はそれ以外。) フリガナ氏 名代表者及び分担者 所属・職名 現在の専門 学 位 役割分担 河村カワムラ守モリ雄オ代表者 理学療法学科・教授 整形外科学 医学博士 研究のすべて 活動経過と成果 春日井市内の地域病院にて整形外科腰痛診療を実施、同市内の高齢者介護支援NPO法人内で「腰痛相談室」を開催、これらからリクルートした慢性腰痛保有者に対し「腰痛再発予防プール歩行教室」参加を呼びかけ、賛同された方々とともにプール歩行運動を実施し、三位一体型の腰痛再発予防運動を展開している。これまでに14名の慢性腰痛保有者がプール歩行教室に参加している。この運動の中で、プール歩行運動の腰痛再発予防効果を検証するために、プール歩行運動が習慣化された対象者の6ヶ月間の運動の前後での背筋力、腰背筋機能、疼痛、日常活動量、ADL、QOLについて比較検討することを予定している。現在、11名の対象者の運動前のデータを収集がほぼ終了している。今後、対象者が6ヶ月の運動を終了した時点で、運動後の同項目についてデータを収集する予定である。 この間に、生命健康科学部理学療法学科3年生の学生4名が、講義聴講と地域でのボランティア活動を通して、市民の中での腰痛再発予防運動の重要性を知ることにより地域創成メディエーターの資格を取得した。このうち2名が上記研究のデータ収集に参加し、得られた結果を卒業研究とする予定である。 活動成果の公表 平成29年7月から8月にかけて11名の対象者の6ヶ月間にわたるプール歩行運動が終了する。その時点で運動終了後のデータを収集し、運動前のデータと比較し、運動の効果について検討する。成果は、上記2名の学生が4年生秋学期の卒業研究発表会ならびに卒業論文として公表する。可能であれば、関係する学会で発表する予定である。 2 活動報告-81-

元のページ  ../index.html#93

このブックを見る