平成28年度成果報告書
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1 平成28年度 地域志向教育研究経費 成果報告書 活動項目 ④生活・住環境を考えるまちづくり フリガナ 氏 名 オバナ タカシ 尾鼻 崇 所属・職名 人文学部 コミュニケーション学科・講師 活動課題 春日井地域の音風景調査とサウンドデザインに関する教育研究 活動組織 (分担者は本学の専任教員(助手を含む常勤の専任教員),協力者はそれ以外。) フリガナ 氏 名 代表者及び分担者 所属・職名 現在の専門 学 位 役割分担 尾鼻オバナ 崇タカシ 代表者 コミュニケーション学科・講師 ゲームスタディーズ、デジタル・ヒューマニティ ーズ 博士(学術) 研究代表者 活動経過と成果 春日井地域は、地区ごとに年代の異なる住宅地が群集し、豊かな自然と交通量の豊富な幹線道路を併せ持つ。 また、今後の都市開発によって環境が大きく変化していく可能性も指摘できる地域でもあり、環境の調査・保全が強く求められている。そこで本研究課題では学生を中心としたプロジェクトを組織し、春日井地域における音環境(サウンドスケープ)の状況を調査・記録した。これは市域の音環境の保全・補完であると同時に、サウンドスケープデザイン理論に基づく最適な音環境を同地域に提案することで「まちづくり」を通じた人材育成を試みる実践的研究でもある。本課題の活動経過については以下の通りである。 ・2016年7月8日 学内 活動ミーティングおよび勉強会 5名参加 ・2016年8月19日 大学内各所 サウンドスケープ調査 5名参加 ・2016年9月9日 勝川駅周辺 サウンドスケープ調査 4名参加 ・2016年10月7日 春日井駅周辺・市街 サウンドスケープ調査 5名参加 ・2016年10月14日 高蔵寺駅周辺 サウンドスケープ調査 4名参加 ・2016年11月18日 松本町周辺 サウンドスケープ調査 3名参加 ・2016年12月23日 19号線各所 サウンドスケープ調査 6名参加 年度内に上記データの整理を進め、サウンドマップを作成し、ウェブ上にて公表を行う。 活動成果の公表 本研究課題の活動成果の公表については、2017年3月に行われる日本デジタルゲーム学会2016年度大会において、その一部を報告する。さらに2017年8月に開催予定の同学会夏季研究大会において、より詳細な成果報告を行い、同学会の学会誌に投稿予定である。また、本研究プロジェクトに関わった学部生2名は、地域創成メディエーターの資格を授与されるという形で、本研究課題の成果の公表に貢献した。 また本研究内容は、中部大学人文学部コミュニケーション学科の開講科目「音響情報デザインAB」とも連動している。今後は、教育研究との連携を含め、地域創成メディエーターの育成にも尽力することで、総合的な活動成果の発信に尽力していきたいと考えている。 2 活動報告-71-

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