平成28年度成果報告書
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1 平成28年度 地域志向教育研究経費 成果報告書 活動項目 ①地域連携教育改革・教育システムの構築 フリガナ 氏 名 マキ ノ ツネ コ 牧 野 典 子 所属・職名 生命健康科学部保健看護学科・教授 活動課題 防災教育におけるシミュレーション学習の効果 -避難所運営ゲーム(HUG)と地域リーダーの活用を通して- 活動組織 (分担者は本学の専任教員(助手を含む常勤の専任教員),協力者はそれ以外。) フリガナ 氏 名 代表者及び分担者 所属・職名 現在の専門 学 位 役割分担 牧野マキノ 典子ツネコ 江尻エジリ 晴美ハルミ 代表者 分担者 保健看護学科・教授 保健看護学科・講師 成人看護学 成人看護学 修士 修士 企画運営、報告書 運営協力 活動経過と成果 ①地域リーダー(春日井市ボニター)の協力を得て、2016年6月20日、10月8日、12月22日の3回、 HUGの授業を行い、ボニターがファシリテーターとして授業をサポートすることができた。 ②「地域の防災と安全」の授業ではコミュニケーションが苦手な学生が多く、初めて顔を合わせるため、グル ープでアイスブレイクの自己紹介を行った。HUGが開始してからは、初めて会話するグループメンバーとの 情報交換と話し合いに戸惑っていたが、ボニターの促しと仲間とのコミュニケーションがきっかけとなり、 徐々に気持ちがHUGに向くようになった。HUG後のふり返りにはファシリテーターの効果が述べられていた。 ③「災害看護論」の学生は、1年次から同じクラスの学生たちなのでコミュニケーションはよく取れ、グループメンバー間の交流が最初からスムースであった。授業のふり返り用紙によれば、学習目標の「災害時要配慮者の理解と支援活動」についても、広く深く学習することができていた。 ④ボニターにはHUG後に振り返りの話し合いの時間を設けて、ファシリテーターとしての自己評価をお願いした。学生のファシリテーター評価との比較では、ボニターの方が自己評価が高い傾向にあった。 活動成果の公表 ①日本看護学教育学会第27回学術集会において、「ゲームと協同学習を活用した授業の試み」を発表する。 ②日本災害看護学会第19回年次大会において、「避難所運営ゲーム(HUG)を通して見えてきた地域防災リー ダーと大学生の協働関係」を発表する。 ③日本看護研究学会第43回学術集会において「避難所運営ゲーム(HUG)のファシリテーター評価尺度の開発」 について発表する。 ④生命健康科学研究所紀要に「災害時避難所の理解と防災意識との関連性」について投稿予定である。 2 活動報告-60-

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