平成28年度成果報告書
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・アンケート結果等を踏まえ、インターンシップの拡充や「地域共生実践」科目の内容充実等を具体的にどのように行ったのか説明いただきたい。 報酬型インターンシップでは、学生への認知度アンケート調査を行い、その結果を考慮して拡充に努めた結果、平成27年度の参加学生は103名に達し、その後さらに増加している。 学生への授業アンケートでは、課題が明確、理解し易い内容・説明、学生の反応を見ながらの授業運営等を望む意見が多くだされている。「地域共生実践」では、それらを考慮しつつ、アクティブラーニング方式を取り入れた授業内容の作成と充実を図り、教科書も作成してきた。 ・評価委員会の評価及び評価に対する対応について説明いただきたい。 外部評価委員会からは、中部大学のCOC事業に対して、全体として順調に進み、概ね当初の計画通りの成果が得られているとの評価を得ている。また、指摘事項には適切に対応し、次年度の活動に反映させている。例えば、COC教育の中核となる「地域共生実践」に関する助言に対しては、受講学生数の増加及び授業内容の改善・充実を、報酬型インターンシップに関しては、受け入れ企業の拡充や環境改善等を図ってきた。 ・自治体・企業等からの物的・金銭的支援(同窓会からの奨学金以外)はどの程度あるのか説明いただきたい。 報酬型インターンシップでは、自治体・企業から学生への報酬の支給、キャンパスタウン化における高蔵寺NTへの学生の入居では、住居費の軽減やエアコン等の設置という形で、自治体・企業等から物的・金銭的支援を受けている。人的支援に関しては、春日井市から地域共生実践の講師派遣や他のCOC活動への参加協力等、全面的な支援を受けている。 ・地域住民を対象としたLHSの調査について、どのくらいの住民に調査票を送り、回収率はどのくらいであったのか説明いただきたい。 高蔵寺NTを主体とする地域住民への平成24年度末の調査はかなり大規模に行い、調査票を13,299世帯に配付し、その回収率は21.1%であった。 その他 ・世代間交流やニュータウンのキャンパスタウン化は現下の社会情勢に適した取組である。その点において、関係者の意見をどのように改善に結びつけているか説明いただきたい。 世代間交流活動としては、学生・高齢者・LHS事業で多くの交流会や講演会を開き、シニア大学では高齢者とSA学生の直接的な交流を行って、関係者の意見をくみ上げ、適切な課題選定や活動内容の充実等に結びつける努力を行ってきている。 キャンパスタウン化では、UR、高蔵寺NTの居住者、学生との話し合いを通じて意見をくみ上げ、高蔵寺NTへの学生入居者の増加及び学生の地域活動への参加の促進を図っている。また、高蔵寺NT内に設置した交流活動拠点の「コミュニティプラザKozoji」では、部屋の使用者に日報を記してもらい、その意見や要望を活動改善に活かしている。 以上 3 評価-100-

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