平成27年度成果報告書
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1 平成27年度 地域志向教育研究経費 成果報告書 活動項目 ④生活・住環境を考えるまちづくり フリガナ 氏 名 ミナミ モトヤス 南 基泰 所属・職名 応用生物学部環境生物科学科・教授 活動課題 野生生物との共生を目指した近代化産業遺産「愛岐トンネル群」保全活動 活動組織 (分担者は本学の専任教員(助手を含む常勤の専任教員),協力者はそれ以外。) フリガナ 氏 名 代表者及び分担者 所属・職名 現在の専門 学 位 役割分担 南 基泰ミナミ モトヤス 代表者 応用生物学部環境生物科学科・教授 生態学 農学 総括,計画立案,動物調査 活動経過と成果 1)NPO愛岐トンネル再生保全委員会と中部大学学生による野生生物共同調査(参加学生のべ72名) 2015年5月から2016年1月(現在)の間,2週間毎に共同で野生生物調査を実施した.その結果,野生生物用自動撮影カメラで生息確認できた中大型哺乳類は,在来種(イノシシ,ニホンカモシカ,ニホンジカ,タヌキ,キツネ,リス,ニホンノウサギ),外来種(アライグマ,ハクビシン,アナグマ,ネコ,イタチ属)の合計11種1属であった.また罠捕獲によって生息確認できた小型哺乳類は在来種(アカネズミ,ヒメネズミ,ヒミズ)の合計3種であった.以上,合計14種1属の哺乳類の生息が確認できた. 3)NPO愛岐トンネル再生保全委員会と中部大学学生による生物多様性に配慮した緑地整備(参加学生のべ72名) 保全対象となる在来種の餌資源となる樹種や植物群落の選定及び獣害を及ぼす動物種の餌資源となる樹木の間伐計画を立案した. 3)NPO愛岐トンネル再生保全委員会と中部大学学生によるイノシシによる樹害対策(参加学生のべ72名) 愛岐トンネル再生保存活動の妨げとなる獣害は,イノシシによる工作物破壊,軌道敷の掘り起こしであった.そのためイノシシの侵入路を特定し,侵入防止柵の設置を行った. 活動成果の公表 1)中部大フェアでのパネル展示(2015年9月17日)(参加学生2名) 中部大フェアにおいて,野生生物生息調査成果をブース展示で報告した. 2)秋の愛岐トンネル特別公開での活動紹介(2015年11月21-29日)(参加学生4名) 一般市民向けに活動紹介および野生生物生息調査成果を報告した. 3)愛岐トンネル野生生物共同調査成果報告会および記録集作成(2016年2月20日予定)(参加予定者:NPO愛岐トンネル再生保全委員会50名,中部大学学生20名) 中部大学において,NPO愛岐トンネル再生保全委員会と中部大学学生による共同成果報告会を実施予定.報告会記録集を2015年度中部大学生物機能開発研究所紀要として掲載予定(2016年3月予定) 2 活動報告-66-

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