平成27年度成果報告書
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1 平成27年度 地域志向教育研究経費 成果報告書 活動項目 ①地域連携教育改革・教育システムの構築 フリガナ 氏 名 ホリベ タカノリ 堀部 貴紀 所属・職名 応用生物学部・助教 活動課題 春日井サボテンの生産性向上を目指した研究‐産官学連携による地域活性化‐ 活動組織 (分担者は本学の専任教員(助手を含む常勤の専任教員),協力者はそれ以外。) フリガナ 氏 名 代表者及び分担者 所属・職名 現在の専門 学 位 役割分担 堀部ホリベ 貴紀タカノリ 山田ヤマダ 邦夫クニオ 代表者 分担者 応用生物学部・助教 応用生物学部・准教授 園芸学 花卉園芸学 博士(応用生物学) 博士(農学) ①本教育研究活動の代表として、研究の実施および地域との連携の推進を図る。 ②春日井サボテンの機能性(抗酸化力)の評価を実施 活動経過と成果 愛知県春日井市は全国的なサボテン生産地であり、近年では食用ウチワサボテン(春日井サボテン)の消費拡大を目指した取り組みが行われている。しかし食用ウチワサボテンの栽培は肥料管理に多大な労力を要し、また収益性も低いため後継者不足が深刻な問題となっている。本教育研究活動は、「機能性や生産性を高めた新たな栽培方法の確立」と「地域との連携」を通じ、春日井地域の活性化に貢献することを目的としている。 土を使用しない水耕栽培では栽培の労力軽減や綿密な肥料管理が可能となる。我々はこれまでに食用ウチワサボテンの水耕栽培を世界で初めて成功させ、さらに水耕栽培時における液肥濃度や光環境とウチワサボテンの生育・収量との関連性を明らかにしている。これらの研究成果は下記学会おいて発表され、生物環境工学会2015年宮崎大会では特に優れた研究として表彰も受けている。 教育・社会貢献活動としては、春日井市内で開催されたサボテンフェア2015(2015年4月)および中部大学+かすがい大好き市民フェスタ(2015年11月)におけるブース展示(研究紹介)や、サボテンを利用した地域活性化を目指す活動である「春日井市サボテンプロジェクト」への専門家としての参加が挙げられる。 活動成果の公表 学会発表 ・〇堀部貴紀, 岩ケ谷陽平, 近藤宏紀, 山田邦夫. 完全人工光型植物工場における食用ウチワサボテン生産を目指した研究, 園芸学会平成27年度秋季大会, 徳島, 2015年9月 ・〇堀部貴紀, 岩ケ谷陽平, 近藤宏紀, 山田邦夫. 生産性・機能性の向上を目指した植物工場施設における春日井サボテン栽培, 日本生物環境工学会2015年宮崎大会, 宮崎, 2015年9月 ・〇近藤宏紀, 岩ケ谷陽平, 山田邦夫, 堀部貴紀. 食用ウチワサボテンの水耕栽培―養液濃度など生育条件が娘茎の生育に与える影響―, 園芸学会平成27年度秋季大会, 徳島, 2015年9月 ・園芸学会平成28年度春季大会においても発表予定 表彰 ・「ベストプレゼンテーション賞」. 〇堀部貴紀, 岩ケ谷陽平, 近藤宏紀, 山田邦夫. 日本生物環境工学会2015年宮崎大会, 宮崎, 2015年9月 。 2 活動報告-60-

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